子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

『下手でもいいんだ・・・』そんな気持ちが意欲を掻き立てます~そのために周りができることとは?!~

《本日、通常運転です》↓

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今日は娘のスイミング体験でした!

 

「体験」といっても、現在小学校1年生の娘は幼稚園時代に3年間毎週スイミングのレッスンが授業に組み込まれていたので、初めてではないんです。

 

実は娘・・・

 

スイミングが苦手でした。

 

年少さんの頃は毎週毎週泣いていて、年中から楽しい気持ちで入れるようになったものの泳ぎのセンスはゼロ(笑)

 

ビート板キックはなかなか自分だけでは進めずに、いつもみんなに追い抜かされて・・・

 

全て平均以上になんでもできる娘が唯一できなかったこと・・・

 

それがスイミングでした。

 

お水遊びは楽しくなったけれど、どうしても体に力が入ってしまってどうしても【泳ぐ】という形にまで至らなかった娘

 

陸上の運動は得意なのに、水の中はもっぱらだめでした。

 

そして、だんだんと自信を失って、毎週のスイミングを「嫌だな・・・」というようになり。

 

でも、そんな気持ちのタイミングがきたのがもう年長の後半だったので、抵抗することもなくわめくこともなく、みんなと一緒に毎週プールへ向かっておりました。

 

 

 

また、娘はアトピー体質だったこともあり、私は毎週入水前と入水後に保湿をするためにそのスポーツセンターへ通っていました。

 

息子は喘息の関係でプールを習わせたいなと思っていたのですが、娘の場合はアトピーもあるしこの幼稚園の3年間でもぐれるようになっただけで十分だな・・・と思っていました。

 

だけど、ずっと娘の中では「上手ではないけれど、お水で遊ぶのは楽しいな・・・」という気持ちがあったんですよね。

 

家族で海やプールに行くと、浮き輪さえあればとっても楽しそうに遊んでいて。

 

そして、毎週水曜日は息子だけがスイミングへ行っていて・・・

 

どこかで、「うらやましいな・・・でも、アトピーもあるし・・・」という気持ちがあったんだと思います。

 

そんな小さな胸にしまい込んだ気持ちが、先週の息子のスイミング見学で爆発したんですよね。↓

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娘は息子のドルフィンキックを上から見ながら、ベンチで横になってマネをし始めたんです。

 

これを見た私は、やっぱりスイミングやりたいんだな・・・と。

 

全身に出ていたアトピーも一部に少し出る程度にまで改善してきて・・・

 

なんでもできる娘が「できないことでもやりたい!」というこの気持ちを大切にしないといけないな・・・と。

 

そこで、私は「体験やってみる?」と声をかけて・・・

 

すると娘は、もうキラキラの目で「やりたい♪」と(^^)

 

そして、体験申し込みの手続きを行ったというわけです。

 

 

 

娘はなんで苦手なスイミングを習いたい!と思うまでの気持ちがあるんだろう・・・と私は考えてみました。

 

でも、私はすぐに「はっ!」と気付いたんですよね・・・

 

息子もずーっと幼稚園時代、スイミングが苦手で・・・

 

そんな息子がある時ふと自分からスイミングをやりたい!といって・・・

 

そして、今もお世辞でも上手とは言えない息子が楽しそうにスイミングに通っている・・・

 

 

きっと娘は「苦手でも、できなくても、上手じゃなくてもいいんだ・・・」「それでも楽しいんだ・・・」という自分でも気づいていない気持ちがあるのではないかな?と思いました。

 

海へ行ってもプールに行っても、いつも息子も私も旦那さんも楽しそうにしていて・・・

 

そんな、『上手じゃなくても、できなくても楽しく遊べるよ♪』という雰囲気があったからこそ、娘にとってのスイミングのイメージはキラキラしていたものになっていたのではないかなあと。

 

 だって、もし息子がなかなか上手にならないから・・・と暗い気持ちで嫌々スイミングに通っていたら、スイミングが苦手な娘が「そこに行きたい♪」という気持ちにならないと思うんですよね・・・

 

だから、身近な人が❝下手でも自分の中で少しづつ進んでいけば楽しいよ♪❞というお手本を見せてあげたり、そんな雰囲気作りをすることができれば、本人は苦手なことでも「やってみようかな(^^♪」という意欲が湧いてくるんだと思います。

 

 

 

こうして迎えた本日のスイミング体験。

 

てきぱき着替えて、背筋を伸ばしてプールサイドへ向かう娘はもうやる気満々です(笑)

 

泳力チェックのために、苦手なビート板キックも背浮きも頑張っていて・・・

 

なんか、息子の幼稚園時代を思い出すかのような感じでした・・・↓

◇スイミング

スイミングは幼稚園の授業に組み込まれており、年少の時から週に一回近くのスポーツクラブへ通っていました。

 

お風呂でも顔にお湯がかかるのが嫌いだった息子。急に大きなプールへ連れてこられ、大号泣。まだ、言葉も全く話せず、幼稚園という新しい環境にも慣れていない頃。

大きな不安で泣いてしまうのもよく分かります。「きっと最初だけ・・・しばらくしたら慣れるだろう。」と高をくくっていました。

 

1カ月経っても、3カ月経っても、半年経っても、どんどん周りのお友達が楽しく元気にプールに入っていく中、息子の顔はいつも不安と緊張でよく泣いていました。

 

それでも、成長が遅れている息子を数カ月単位では見ていなかったため、年中さんになったら、年長さんになったら変わるかな?と年単位で様子を見ていました。

 

そうしているうちに、年中から年長になり、特に大きな変化もないまま息子は3年間不安や恐怖を抱えたままスイミング活動を行ってきたのです。

 

喘息も患っていた息子に対し、小学校になったら水泳を習わせたいなとずっと前から思っていた私も、さすがにこれ以上はかわいそうだなとスイミングの習い事を諦めていました。

 

そして入学を目前にした2月。突然息子が「スイミングを習いたい!」と!!

 

「え?・・・え?・・・え?・・・今何て言ったの?!」と私はとても驚いて何度も聞き返しました。

 

3年間も嫌がっていたことをやりたいだなんて、こんな奇跡もあるのかと本当にびっくりしました。

 

当初、習い事の選び方を『親が子供に身に付けてほしいものにする』だったものが、『子供がやりたい!と言ったものにする』に変わった瞬間でした。

 

まだまだ、話すことが苦手な息子は理由まではしっかりと説明することができなかったけど、大好きなお友達が泳ぐのが上手で水泳を頑張っていたこと、年長の終わりころから体操でいろんなことができるようになったり、発音訓練の結果少しづつ相手に伝わるおしゃべりができるようになってきたことなど、自分に自信がついてきたのかな?と思いました。

 

早速、近くのスポーツクラブを何件か調べ、まずは体験入会を申し込んだ私。その際、プールのコーチに今までの状況をしっかりと説明しました。そして、とても明るく前向きな言葉をかけながら息子に接してくれるコーチ。

 

2回の体験を終えた息子は、このまま続けたい!と。そうして、どんどん進級しながら今も楽しく通っています。

 

『できなくても、下手でも大丈夫だよ』という言葉とともに。。。

※過去記事「体操・公文・スイミングを通じて習い事から得たもの~息子の成長、そして先生とつながることの重要性~ - 子供の幸せを願って」より引用。

 

 

そんな娘の泳力の結果は28級。当時の息子は34級から始まりました・・・(笑)

(数が少ない方が上手です)

 

幼稚園時代、同じスイミングスクールへ通い、同じ練習をしてきて・・・

 

二人とも苦手だったスイミングでも、この差が出るんですね(笑)

 

なんだかんだでやっぱり健常児はすごいです。

 

 

 

私はストレートに娘に「苦手だったのに何でやろうと思ったの?」と聞いてみました。

 

すると娘は・・・

 

「最初はみんなできないんだよ~だって私まだ3年間しかやってないし(^^)」と。

 

私の言葉をよく聞いています(笑)

 

しかも、この3年間しかのしか・・・

 

昨日の記事の【時間の感覚】も完璧ですね(笑)↓

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『できなくても大丈夫!下手でも大丈夫!・・・』

 

そんな私が娘に教えたい大切なことが少し形になったような気がしました。↓

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大事な大事な娘ちゃん・・・

 

また保湿頑張ろうね!!!