⑧息子の発達の遅れは個人差か?!~【限りある時間】を大切に使おう~
前回のあらすじはこちら↓
息子は寝返りをするのもお座りをするのも、とてもゆっくりでした。
母子手帳の【6~7か月頃】のページには、「寝返りをしますか」「おすわりをしますか」という欄は「いいえ」に丸を付けている私。
でも、その他の項目は「はい」に丸を付けていました。
この頃の体重は7,500グラム。平均よりは少ないけれど、発達曲線には十分に入っていました。
でも、未熟児で産まれたことによって、どうしてもこのゆっくりな発達が気になってしまう私。
わざと、おもちゃを手の届くギリギリのところに置いたり、うつ伏せにしてみたりして、寝返りを促がしていました。
でも、なかなか自分の力では寝返ることができない。というよりも、本人は寝返る気もなく手足をばたつかせるのみでした。
やっと、寝返りができたのは8か月後半あたりだったでしょうか?
どの情報にも❝赤ちゃんの発達には個人差があります❞と書いてある。
そう、これも個人差・・・
個人差だよね?という気持ちでした。
だって、息子はよく笑うし、よく泣くし、人見知りもするし、目も見てくれる・・・
「ただゆっくりなだけで、他におかしいところはない。」と自分に言い聞かせていました。
だんだんと体つきもしっかりしてきて、お出かけする頻度も高くなっていき、私は普通の乳児の子育てをしておりました。
そして、次はお座り。
ここからでしょうか・・・少し周りと違うのではないかな?と思い始めたのは。。。
息子がお座りができるようになったのは9か月頃。平均よりは遅いけれど、許容範囲の遅れです。
でも、なかなかお座りが安定しない・・・
いつもゆらゆらしていて、ちょっとしたタイミングで後ろに倒れてしまう。
最初だったら、みんなそうだと思います。
でも、息子はこの状態がしばらく続き、そんな状態でハイハイをし始めました。
だから、移動範囲は全て毛布など柔らかい敷物を敷き、固い柵だとすぐに頭をぶつけてしまうので、トイレットペーパーを購入時のまま何個も連ならせ、ガムテープで止めて自作の柵を作っていました。
みんなはもうとっくにしっかりお座りできているのに・・・
初めての子供で、初めての未熟児・・・・
どうしても周りの子の発達と比べてしまう自分がいました。
それでも、まだ【個人差】という言葉を胸に大きな期待を持って大事に息子を育てる私。
そんな私の不安をよそに、息子はゆっくりながらも確実に成長していき、つかまり立ちまでできるようになりました。
そして【9~10か月頃】の母子手帳の記録には「はいはいをしますか」「つかまり立ちができますか」など、全ての項目に丸を付けることができ、一旦私の不安は解消されたのでした。
まだまだ、余裕のあったあの頃・・・
母子手帳の「子育てに困難を感じることがありますか」という項目は、もちろん「いいえ」でした。
このくらいの不安や心配は誰にでも起こること。
初めての育児は大変でしたが、私の中での息子の成長は全て【個人差】の範囲で片付けることができました。
むしろ、「赤ちゃんはすぐに成長してしまうから、この赤ちゃんの時期がみんなよりも長くて良かったな(^^)」と思えるほどの余裕っぷりです。
たくさん写真を撮って、たくさんビデオを撮って・・・
その動画の中には、いつも優しく息子に語り掛けている私の声が記録されています。
「あれ?〇〇どこいったかな~♪」「いないいないばあ~!」「おせんべい美味しいね~(^^)」「いたいのいたいの飛んでいけ~」・・・・
私は、未熟児で産まれたあの日から、息子に意識的に声をかけてきました。
未熟児で産まれなくても、最初から私はしっかりとたくさんしゃべりかけてあげようと心に決めていました。
というのも、私の甥っ子は3歳くらいまで上手におしゃべりをすることができずにいたので、その経験もありました。
甥っ子はその後急速な成長を見せ、あっという間にみんなの成長に追いつき、今では立派な中学生です(^^)
本当に子供の成長はあっという間です。どんどん月日が流れ、どんどん体が大きくなり、どんどん大人に近づいていく・・・
あんなに小さかった甥っ子だったのに、気づけばもう体は大人と変わらず、声変わりもして、私の子供たちに優しく接して遊んでくれるお兄ちゃんになりました。
そこで感じたことは、息子と娘の成長もあっという間・・・ということです。
月日が流れるのは本当に早いです。
だから、このゆっくり成長していく息子に少しでも多くの働きかけができないかと、時間を大切に使うように意識しています。
だから、私は現在行っている朝一学習もすんなりと実行できたのかもしれません。
たくさんの学習を行わなければいけない息子に対し、こうして少しでも時間を分散させてあげれば負担を減らすことにつながっていくのではないか・・・という考えもあります。
一度にたくさんの量をやるのではなく、少しの量を回数に分ける。
私にとっての朝一学習はいろいろな思いがある大事な習慣です。
限りある時間をいかに有効的に使うか・・・
私はこれからもこの【時間】を大切に意識して行動していきたいと思っています。