子供に綺麗な字を書かせたい!そう思っているパパとママたちへ~上手に書くコツを分解してみる~
表題の通り、「子供たちに綺麗な字を書けるようになってほしい!」と願う親御さんはたくさんいるのではないでしょうか?
そこで、習字やペン字を習わせたりしてみたり。
私も出来れば習字を子供たちに習わせたいなあ・・・と思っているのですが、なんせもうスケジュールがカツカツです。↓
優先順位を考えるとどうしても習字を習わせるところまでいきません。
でも、やっぱり汚い字よりも綺麗な字を書けた方がいいですよね?
時間もお金もかけずに、上手になる方法はないか・・・?
そこで、「こうだよ。」「こういう風に書くんだよ。」「お手本みたいな形で書いてごらん。」と時間がある時に家で練習してみました。
でも、なかなか上達しない子供たち・・・
そうか、一気に全てを綺麗に書こうとするから頭に入らないのでないか?
そこで、私は【字を綺麗に書くコツ】を一つ一つ分解してみました。
①反転しないようにしっかり字の形を覚え、書き順通りに書く
②とめ・はね・はらいを注意する
③角度がある部分は丸くせずしっかり角をつける
④丸みがある部分は滑らかに書く
⑤点々や丸の位置に気をつける
⑥基本的に横棒は若干右上がりに書く
⑦縦線は必ずしもまっすぐではなく、字によって斜めに引くものもある
⑧まっすぐに書く線と、丸みを帯びた線がある
⑨基本的に空間は揃える
⑩それぞれの部分の長さやバランス
などです。
私は幼稚園の頃から書道を習い15年間継続してきました。そして、師範の名前をいただき終了いたしました。
※それから、頻繁に書道に触れる機会がなかったので、今は人並み程度です(^^)
どうにか、自分が学んできたものを子供たちにも伝えたい・・・・
だから、一気にそれらを教えるのではなく、ひとつひとつ順を追ってクリアしていくことにしました。
私はカタカナや漢字よりも【ひらがな】が一番いろいろな要素が含まれていて難しい字だと思っています。
だから、まずはあいうえお順で50音全てをこのスモールステップを意識しながら書かせてみました。
①ができるようになったら、次は②・・・そして③・・・④・・・といった具合に、雨の日にお家にいる時など、本当にすごい時間がある時に少しづつ少しづつ進めてきました。(①と②をまず抑えれば、あとの順番は何でもいいと思います。)
また、上記項目は正式なものではなく、私がパッと思いついたものを書いているだけなので、みなさんもご自身で他に上手に書くポイントがないか考えてみてください(^^)
私は綺麗な字を書くために1番必要なのは①の【書き順】だと思っています。これは、筆が流れるままの自然な動きになっているので、ここをしっかりマスターしないと字が書きづらくて、いろんなバランスが崩れてくると思います。
こうして、【字を綺麗に書くコツ】を分解して教えてみたところ、そのやり方が分かりやすかったのか、みるみる上達していく子供たち。
でもここで重要なのは、普段から綺麗な字を求めない ということです。
大人だって、メモの時は殴り書きで、大事な書類を書くときは丁寧に書きますよね?
そう、使い分けができればいいのです。
全てを全力で丁寧に綺麗な字を書こうとすると時間もかかってすごい疲れます。
そうすると、子供も字を書くのが嫌になってしまったり、字のことばかりを考えて本来の学習内容が頭に入らなくなってしまうこともあると思います。
だから、息子も普段の字はまだとても汚いです。
(娘はこの時点で普段も綺麗な字を意識して書いてくる・・・女の子だから?健常児だから?その子の性格?理由は分かりませんが、さすが優等生です。)
でも、息子もそういった練習をする時は、前とは比べ物にならないくらい綺麗に書くことができるようになってきました。
そして、段々と綺麗に書くコツが身に付いてきたら、「名前だけ綺麗に書いてくれる?」「連絡帳だけ綺麗に書いてくれる?」など、少し普段の生活で意識できるように促します。
でも、これがまたなかなか難しい。
学校ではゆっくり書く時間があまりないのです。
学校生活はいろいろなカリキュラムが組み込まれているため、とても忙しいです。
学校でゆっくり字に向き合う時間は書写や書道の時間くらいでしょうか?
そう、そういった時間があれば【綺麗な字】を意識して書くことができる。
要は、【綺麗な字】を書くために必要なのは【時間】なのだな、ということが分かりました。
学習もスモールステップで進めているように、字も細かい段階で進めていけばいい・・・
だから、今は【時間】がある時は【綺麗な字】を意識して、【時間】がない時は【そのままの字】でもいいかなと思っています。
そして、【時間】がある時に上記の項目を少しづつ進めていくことによって、段々と自然に【綺麗な字】が身に付いていくのかな・・・とも思っています。
今は、私の中で子供たちが普段の生活から【綺麗な字】を書くことよりも優先順位が高いものがたくさんあるので、全てを子供たちに期待するのではなく、力を抜くところは抜いて、頑張るところは頑張るといったメリハリをつけていこうと思います。
また、習字は筆の使い方がペン字とは全く異なるので、これもすき間時間に少しでも取り入れることができたらなあ・・・と思っています。
何事も経験ですね(^^)