子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

子供のテストが0点だった時にかけるべき言葉~必要なのは「自信」「協力」「認める」「安心」~

昨日、「怒られる~」と家に帰ってきた息子くん。

 

なにやらニヤニヤしながら、でも後ろめたい顔でランドセルから取り出した社会のテスト・・・

 

はい!ついに来ました!

 

0点!!!

 

やっぱり来たか!!!

 

いつか来るかな・・・とは思っていたんです。

 

と、少しここで息子のフォローをさせてください。

 

0点といっても、裏の50点満点が0点で、表の100点満点は50点でした(笑)

 

でもでも、表も裏も過去最低の点数!

 

息子は「怒られる~」とまだニヤニヤしながらも後ろめたい顔をしている(笑)

 

 

 

いや、怒らないし(^^)

 

むしろ、このテストの0点は息子のせいではなく、私の力不足。

 

正直、社会まで細かなサポートが回っていません。

 

できる範囲で精一杯頑張っていても、発達凸凹の子供には手の届かないことも出てくるんです。

 

「まずは何が理解できていないのか一緒に確認しよう!」と一つずつ見ていきました。

 

すると、社会の内容を理解していないというよりかは、言葉を理解していない模様。

 

公共施設、土地、鉄道、交通・・・

 

確かに、普段これらの言葉を頻繁に使っていなかったな・・・

 

軽度知的障害と言語発達遅滞を抱えていた息子の場合、きちんとそれぞれの言葉をピンポイントで説明しないと理解できない傾向があります。

 

健常児の子が前後の会話や状況からその言葉を推測して理解していく能力が、息子は弱いんです。

 

だから、それらの言葉をピンポイントできちんと丁寧に説明をしたら、問題を解くことができました。

 

また、単語だけでなく、ちょっとした言い回しも自分の思い込みで勘違いすることが多いので、問題がどの図を指しているのか等が分からなくなってしまう時もあります。

 

つまり、言葉と文章の理解力が国語だけでなく全ての教科の土台となっているということ。

 

これは、わざわざ説明しなくても分かることですが、息子の場合、この言語能力が弱いということが全般的な弱みを作ってしまうんです。

 

 

 

でも、私はこんな言葉をかけました。

 

「大丈夫だよ(^^)」

 

「〇〇(息子の名前)は、頑張るパワーがすごいあることを知っているし、苦手なことがあっても、できることもたくさんあるよね?」

 

「しかもこの社会のテストだって、一つずつ丁寧にやればこれだけできるんだよ?」

 

「0点をとっても、またお母さん一緒に見てあげるから(^^)」

 

「とにかく、今まですごい頑張ってること知ってるし大丈夫だから!」

 

 

 

そうなんです・・・

 

この「できることもある」という自信の言葉

 

「一緒にやろう」という協力の言葉

 

「もう十分頑張っている」という認める言葉

 

そして・・・

 

「大丈夫」という安心の言葉

 

これらの言葉を使って、結果だけが全てではなく、その過程をしっかりと評価している❞ということも一緒に伝えてあげるんです。

 

 

 

子供がテストで0点をとった時は、これらのことがとても大切になってくると思います。

 

「0点なんかとって!」「ちゃんとやりなさい!」「授業聞いてる?!」「もっと勉強しなさい!」と言ってしまうと、テストの点数ばかりを気にするようになってしまって、リラックスして勉強することができなくなってしまう。

 

そして、「また0点とったらどうしよう・・・」という恐怖心に変わってしまう。

 

子供たちだって、今の能力で精一杯テストに臨んでいると思います。

 

その能力を引き延ばしてあげるには、親や先生の力が不可欠です。

 

特に小学生の場合は自らの努力よりも、周りの働きかけや環境が大きく影響してくると思っています。

 

 

 

そして、何よりも私が息子にかけた「大丈夫」という言葉。

 

不安なのは子供も一緒・・・

 

だって、0点なんてそうそうとれるものではありませんから。

 

小学校3年生のまだまだ幼い息子にとって、母親である私の言葉は絶対的な信用があるんです。

 

私が「だめじゃん!」と言えば「だめだな・・・」と思う。

 

私が「大丈夫!」と言えば「大丈夫かな?」と思う。

 

もっと大きくなれば別ですが、小学生の子供たちは何の根拠がなくても大人の言葉がストレートに入っていきます。

 

だから、現状頑張っているにも関わらずに、その0点に対して余計なストレスを与える必要はないんです。

 

逆に根拠がなくても安心感を与えてあげることによって、再びのびのびと勉強取り組むことができ、今よりも能力が上がっていく可能性が高いと思います。

 

そのために必要な大人たちのサポート。

 

健全に能力を上げていくには、張りつめた環境ではなく、余裕をもった落ち着いた環境が必要です。

 

そんな時、子供にとっては根拠のない「大丈夫!」でも大きな力を発揮します。

 

 

 

後ろめたい顔をして自信を失いかけた息子の気持ちも、この会話のあとには再び輝きを戻し、軽い足取りで公文教室へと向かっていきました(^^)

 

私の「大丈夫!」「誰よりも頑張るパワーがあるよね!」「得意なこともあるよ!」「また一緒にやろうね」という魔法の言葉とともに・・・

 

 

 

今回も今まで何度も諦めずに作ってきた「様々な自信」が役立ちましたね(^^)♬↓

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