子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

小学校のテストそのまま捨てていませんか?~子供たちの「分からない」を積み重ねる危険性~

子供たちの小学校のテスト・・・ 

 

みなさん、点数だけ確認してそのまま捨てていますか?

 

私の周りではそのまま捨てているママたちが多かったので、このブログを通して私なりの対策を書いていこうと思います。

 

 

◆学校のテストを保管する理由

実は私は最低1年間はそのテストを決まった場所に保管しています。

 

何のために1年以上も保管するのか?

 

それは、すばり【復習】をするためです。

 

学校のテストはその年齢でマスターしておいてもらいたい内容になりますよね?

 

学校で授業を行い、その内容を理解しているかの「確認テスト」というわけです。

 

その全てを完璧に理解し、毎回100点であれば問題ないのですが、学年が上がっていくにつれ内容も難しくなり、多くの子供たちはだんだんと100点を取ることができなくなっていきます。

 

先取り教育で100点を取れなくても、その後まだ十分に繰り返す時間があるのであまり焦る必要はないと思うのですが、学校のテストで「理解していない部分」があるということは❝学習内容の遅れ❞につながっていく可能性が出てくるということになります。

 

その「理解していない部分」をそのまま放っておいてしまうと、どんどんそれが積み重なってしまい、特に積み重ねが重要な【国語】や【算数】はその後の学習に大きな影響を与えてしまう恐れがあります。

 

そのため、テストで間違えた問題を徹底的に繰り返し【復習】していくのです。

 

 

◆「その場限りの直し」の危険性

仲のいいママ友がこんなことを言っていました。

 

「でも、学校で間違えた問題を直してくるよね?」

 

そうなんです。間違えた問題は、学校で答え合わせをして子供自身が赤鉛筆で直し、先生が青で丸を付ける・・・

 

でも、この「その場限りの直し」はとっても危険です。

 

試しに、数か月後このテストを忘れた頃にもう一度同じ問題をやってみてください。

 

すると・・・【克服できている問題】と【また間違えてしまう問題】が出てきます。

 

この、【また間違えてしまう問題】をそのまま放っておいてはいけないということです。

 

小学校は基礎学力です。中学、高校と進んでいくにあたっての土台となっていきます。

 

だからこそ、「分からないままの状態」を積み重ねてしまうことは本当に怖いことだと思っています。

 

そのため、私は学校のテストを長期間保管し、本人が忘れた頃に同じ問題をやってみるということを繰り返し、分からない問題をしらみつぶしにしていきたいという気持ちがあります。

 

直しをしてからあまり時間が経っていないときに再テストを行っても、内容も答えも覚えているのであまり意味がありません。

 

「本当に理解ができたか」を確認するためには、「忘れた頃にやってみる」というタイミングが非常に重要になってくると思います。

 

そして、そこで再度間違えた問題はその場で直し、また数か月後にやってみるというサイクルを作るのです。

 

 

◆「学習の定着」を図るための繰り返し学習

過去記事にも書かせていただきましたが、学習を定着させるためには繰り返しが非常に重要になってきます。↓

学習は継続することがとても大切です。

 

頭で理解して終わるのではなく、体で覚えるまで繰り返す必要があると思います。

 

頭を一生懸命に動かして理解している内容はすぐに忘れてしまう可能性が高いけれど、頭で考えなくてもすぐに答えまで導くことができるようになるまで定着された知識はすぐに体から抜けないからです。

 

例えば、料理。始めて作る料理やまだ慣れていない料理を作る時は、すごく頭を使って時間がかかりますよね?しばらくして、その料理を作ろうと思っても、作り方を忘れてしまって振り出しに戻る。

 

でも、何度も何度も繰り返し作っている料理は、いちいち頭で考えなくても勝手に体が動いて早く作ることができます。

 

この、『頭の理解』『体の定着』はいろいろなケースにおいて通じる話だと思います。

 

そう、学習においても覚えたての漢字は頭を使わないと書けないけれど、体に定着してしまえば勝手に指が動くのです。

※過去記事「やってて良かった朝一学習♪〜時間を有効活用し、学習の定着を図るためにできること〜 」より引用

 

だから私は『分かっている問題も繰り返す、分からない問題はもっと繰り返す』という考えで子供たちの学習にあたっています。

 

未熟児で産まれ、知的障害と言語発達遅滞を患った息子は、先取り学習を行いながら学年相応のまだ理解しきれていない問題に対しても、こうして少しでも「理解の定着」につながるように努力しているのです。

 

また、これは学校のテストだけでなく、ドリルやネット上にある様々な学習教材でもそれに見合った問題を探し材料にすることもできます。

 

学習教材は多岐にわたりますが、一番身近な『学校のテスト』をそのまま捨ててしまうのは個人的にはもったいないな・・・という思いがあります。

 

 

◆繰り返し学習の具体的な方法

『学校のテスト』の場合は、直接解答欄に記入をしているので、修正液や修正テープで消したり答えの部分を付箋で隠したり、マジックなどで塗りつぶしてしまいます。

 

また、ドリルの場合は繰り返し行うために直接記入はせず、他のいらない紙(主に学校からのお手紙の裏)を答案用紙としています。↓

www.jiritsusupport.com

 

そのため、繰り返し学習を行うにあたってはネット上の問題を使用することも多いです。

 

さらに、我が家は公文を習っておりますので、ここでも凄まじい量の繰り返し学習を行っています。

 

ひとつの教材に偏ることなく、こうしてさまざまな教材を利用することによって多くの問題パターンに対応できるようになっていきます。

 

 

◆感想

まず、この「繰り返し学習」を行うにはとても多くの時間を必要とします。

 

でも、勉強ばかりではバランスが崩れてしまいますよね?

 

睡眠も遊びも休息も・・・全てをバランスよく入れていきたい。

 

「あれもこれも全部やりたい!」という欲張りを現実のものとするためには、やはり【習慣】が大きな力を発揮しています。

※このブログではさまざまな記事で【習慣】の大切さを語っておりますので、お時間があれば探してみてくださいね(^^)

 

 

メリハリある生活・・・

 

今回の「夏休みの生活」(2019夏休みカテゴリー)を読んでいただくと、少しそれが伝わるのではないかな?と思います。

 

勉強漬けにしなくても、しっかりと【時間】を管理することによって、さまざまなことができるようになります。

 

ちなみに、今日は朝一学習後にこの記事の「学校のテスト」の振り返りを行い、別で算数の復習とリコーダー練習をやりました(^^)

 

その後は近所の子と遊んで♪

 

その他、スキマ時間も有効活用しましたよ(^^♪

 

というわけで、私はこれからも《頑張る時間》と《娯楽の時間》をしっかりと分けて子供たちと過ごしていきたいと思っています。

 

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