子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

風邪で学校を休んだ日の自宅での過ごし方〜体調に見合った学習方法〜

実は息子くん、日曜日に発熱し、月曜日と火曜日は学校をお休みしました。

 

【体調不良=勉強しなくていい】という方程式を作ったにもかかわらず、どうにかその時間も有効に使うことができないかと考えてしまう私。。。。

 

そこで、本人の体調を見ながら、以下のルールが私の中で出来上がりました。

 

 

①39度以上の場合

 

もうここまで発熱してしまうと、基本ぐったりしているので、もちろん療養中心!

ただ、寝ていない時もあるよね( ̄▽ ̄)と、ニュースやテレビをつけたり、本人に聞こえるところで私が本を読んだりします。

 

別に聞いていても聞いていなくてもいいんです。その働きかけに集中してほしいという意図もありません。

 

たまたま聞こえたフレーズとか、たまたま見えた情景とかを、一つでも二つでも感じ取ってもらえるだけで十分です。

 

 

②38度台で元気がある場合

 

学校や公文の宿題をやったり、本人に本を読んでもらったり、パズルやブロックをしたり、漢字の練習や苦手分野の勉強を取り入れたりします。

 

また、担任の先生と連絡をとり、各授業の進み具合を確認します。その内容を教科書やドリル、インターネット上の問題を活用して、私が授業を行ったりもします。

 

国語や算数は先取り教育を行っているので、長期的に休んだ場合でも、そこまで焦ることはないのですが、3年生から始まった理科や社会などは学校の授業と同じペースで進めているので、遅れることのないように気を付けています。

 

ただし、もちろん無理なく出来る範囲で!です。

 

 

③37度台の場合

 

このくらいの熱だと元気な時も多いので、基本的には②の課題をなるべくしっかり行うなど、日々の日課とあまり変わらないカリキュラムで進めます。(日々の日課については、後日改めて詳しく書こうと思います)

www.jiritsusupport.com

 

 また、学校をお休みしていて時間もたっぷりあるので、学力だけではなく手先の運動(紐結びや折り紙など)や、空間認知を養うためのお絵かき、工作なども取り入れることを意識しています。

 

※熱の状態にかかわらず、本人の体調が良くない時は全て①の対応となります。また、常に頑張る時間ではなく、自由時間もたくさんあります。

 

 

 

なぜ、私が病気の息子を相手にここまでするのか?

 

その大きな理由は、出来るようになるまで時間がかかるからです。

得意なことはどんどん吸収していくことができるけれど、それはほんの一握りの分野で、大多数のことが人の何倍も練習をしないと自分のものにできないからです。

 

数回、数十回の取り組みではなく、数百回、数千回も働きかけなければ定着させることができません。だから、数日、数週間、数カ月ではなく年単位で成長を見守る必要があります。

 

たくさんの時間をかけても未だに出来ないこともたくさんあります。ただ、諦めなければ、いつか出来るようになるかもしれないと、出来る範囲で頑張っています。

 

そのため、時間を有効に使いたいとの思いから、その時に見合った内容を考えて働きかけている訳です。

 

ひとつひとつは小さく、日々の変化が見えないことが多いですが、『塵も積もれば山となる』という言葉の通り、今までの小さな努力が大きな山となっていることも事実です。