子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

病み上がりの登校するタイミングは?~体験と言葉の密接なつながり~

病気が治って、では学校に行こう!となった時、インフルエンザなどの出席停止のある感染症などは、『こういう症状になって何日経ったら』と登校するタイミングが分かりやすいのですが、普通の風邪の時は症状が良くなっても、朝は熱が下がっていたのに夕方からまた上がってきた・・・ということも。

 

そのため、病み上がりの学校へ行くタイミングは、大きく分けて以下の二つになるかと思います。(他にも食欲や様子なども大きな判断材料になるかとは思いますが・・)

 

・前日熱があっても、朝しっかり熱が下がっていれば登校させ、学校で様子を見てもらう。

・前日熱があった場合、朝熱が下がっていても自宅で一日様子を見る。

 

私の場合は基本的に、後者の《一日発熱しない日を挟む》対応を軸にしているのですが、今回の病気での登校のタイミングはイレギュラーでした。

 

というのも、前日夕方に再度発熱があったにも関わらず、午前中のみ様子を見て、3時間目の町探検から出席をさせたのです。

 

なぜ、イレギュラー対応で登校させたのか?

 

それは、町探検はたまにしかない授業で、体験と言葉は密接なつながりがあるからです。

 

いくら言葉で説明をされても、経験がなければその真意を理解することが難しくなります。特に息子のような言葉の遅れのある子は、たくさんの体験や経験をし、それらのイメージと言葉を結びつけることで、いろいろなことを理解しやすくなります。

 

❝勾配のある坂道を歩き、高台からの見晴らしや、その途中にある神社や古墳・・・

普段は行かない所をクラスのみんなと一緒に行動する。❞

 

この経験が、後の感想やクラスの話し合い、グループでの発表タイムなどに密接につながってくるのです。

 

初めは、行き先を担任の先生に確認し、土曜日や日曜日に私が連れて行こうかなとも考えていましたが、前日の発熱が37度台だったこと、当日朝には完全に平熱でとても元気があったことを基準に、急遽3時間目の町探検に参加することを決めました。

 

ただ、本来であれば一日自宅で様子を見たい気持ちがあり、病み上がりで長距離を歩く町探検に不安もありましたので、先生に相談し自転車で後ろを並走することにしました。

 

もし途中、具合が悪くなってしまったら、出先で先生にご迷惑をかけることになってしまうので、一緒についていくことにしたのです。

 

みんなといろいろな所を回り、無事に町探検を終えた息子くん。何か感じてもらうことができたかな?

 

家に帰ってから、その時見学した箇所をネットで調べて振り返ったり、古墳について説明をしたりしました。

 

それだけ、重視している体験と言葉の密接なつながりについては、またゆっくり書かせていただこうと思っています。