子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

人類の生きる目的とは?~人間に備わった「知能」をもっとプラスに使いませんか?~

先日、こんな記事を読みました。↓ 

news.livedoor.com

 

「筋痛性脳脊髄炎(ME)」「慢性疲労症候群CFS)」を知っているだろうか。脳と中枢神経に影響を及ぼす深刻な神経難病で、実は日本国内に約10万人(推定)の患者が存在。日常生活におけるごく軽い活動によってさえ急激に身体が衰弱し、症状が悪化して回復に時間がかかるという。成人が発症前の身体機能を取り戻すのは0~6%、重症になると多くは寝たきりとなり、家族やヘルパーの支えが必要となる。 

 

“40℃の熱でフルマラソンを走った後のような衰弱”、“365日・24時間インフルエンザになったようなもの”などと表現する当事者もいる神経の難病。「体の衰弱」「筋力の低下」「睡眠障害」「音や光への過敏」「思考力や記憶力の低下」「免疫の不調」「体温調節の不全」「全身の痛み」などを伴う。 

 

「身体中がだるい。もう本当に、普通のだるさじゃない。全ての骨に力が入らない。とにかく腕がもげそうに痛い。あとは肋骨が痛くて短くしか息ができない。ハァ、ハァという感じ。あと、足はずっと痺れている」。自宅で転倒、足の指を骨折したことがあるが、病気による痛みがあまりにも激しいため、骨折したことに全く気がつかなかったという。

 ※上記ライブドアニュースより引用

 

 

 

本ブログを読んでくださっている方は既にご存知かとは思いますが、私の姉はもう23年以上も体の不調と戦っております。↓

www.jiritsusupport.com

 

そして、寝ている時以外は常に痛みやだるさや痺れなどの不快感に襲われています。

 

姉は、上記記事の『筋痛性脳脊髄炎(ME)』や『慢性疲労症候群CFS)』の患者ではなく、症状も状態も異なりますが、世の中には姉のような極限の不調に悩まされていらっしゃる方たちがたくさんいることを知りました。

 

 

 

どんな状態でも不快感を感じる世界・・・

 

せめて、座っていれば楽だとか、横になっている状態なら楽だとか、動かなければ楽だとかがあればいいのですが、それすらも許されない世界があります。

 

つまり、休息のない世界です。

 

普通だったら、疲れたら休憩をして、しんどくなったら寝て・・・

 

このように、人はしっかりと休むことで、また回復することができますよね?

 

でも、私のお姉ちゃんは、そして『筋痛性脳脊髄炎(ME)』『慢性疲労症候群CFS)』の重度の方たちは、そんな当たり前の休息を得ることができません。

 

休息を得ることができないから、体を回復させることができない。

 

とにかく、痛みとだるさと痺れと・・・もっと言えば、火照りやふらつき、めまいなど、あらゆる症状が併発する場合もあり、全ての不快な症状が一気に押し寄せてくるような状態で日々を送っています。

 

 

 

「こんなにもひどい状態で、なぜ生き続けていけるのだろうか・・・」

 

そんな思いを持ちながら、上記の記事を読み進めていくと・・・ 

 

「ずっと寝たきりなんだと思う。ただね、やっぱりこの痛みを堪えてでも、もうちょっとだけ生きたい。孫の成長を見たい、それが今は生きがいだ。ちょっとでもいいから、手を繋いで歩きたい。魔法か何かで叶うのであればね」 

 ※上記ライブドアニュースより引用

 

 

 

あれ・・・

 

これって、私のお姉ちゃんと同じだ・・・

 

 

 一番初めのブログでも書かせていただきましたが、私の身近な存在に青春真っ只中のあの時から20年以上も体の痛みやしびれ、だるさ、言葉では表現できないなんとも言えない不快感などと戦っている人がいます。治っていくどころか、年々どんどん状況は悪化していく・・・・それでも、死ぬことさえ許されない拷問。

 

これは乗り越えられる壁ではない・・・

 

そんな苦しみから逃れることのできない人の生きがい。

 

 

それは・・・

 

 

 私の二人の子供たちだと・・・・

 

もう、私は胸が詰まる思いです。

 

こんな状況でも、生きがいを見つけ幸せを感じることができるのか・・・・・

 

これが本当の人の強さ。

※過去記事「困難は乗り越えられる人に訪れるものではなく、困難によってその人が成長し深みを増していくもの~小さな幸せを見つけ捉え方を変える~ - 子供の幸せを願って」より引用

 

 

 

極限の苦しみを抱えた人たちに共通した生きがいとは・・・

 

❝子供たちの未来❞でした。

 

 

 

人類が、動植物が、あらゆる命を持った生命体が、共通して行うことが子孫繁栄。

 

人だけではなく、動物も魚も昆虫も、本能のまま子供を作り、次の世代へバトンをつないでいる。

 

植物さえも一生懸命に花粉を飛ばして・・・

 

 

 

「何のために生きているんだろう・・・」と途方に暮れてしまうこともあるかもしれませんが、この極限状態の二人に共通しているように『子供の未来』を感じることが、何よりの大きなパワーの一つになるのです。

 

もちろん、生きる目的は人それぞれ。

 

ただ、本能に植え付けられている通り、有無を言わずに『子供は宝』ということは間違いないのだと思います。

 

だから、必然的にまずは血のつながった関係に目が行きがちではあるけれど、本来、「全ての子供たちが私たちの宝である」ということなのだと思います。

 

 

 

今は昔と違って、他の子供にまで目を向ける機会が少なくなり、更には「知らない人=危険」という方程式まで出来上がってしまっていること自体に寂しさも感じます。

 

人間は知能があるがゆえに「負の感情」を抱きやすくなっている部分があると思います。

 

だって、知能が低いとされている動物たちの方がよっぽど一生懸命に子育てをしていませんか?

 

また、生きること自体に一生懸命です。

 

まさに、本能に赴くまま・・・

 

あらゆる生命体に植え付けられた子孫繁栄について改めて考えてみると、(もちろん、子供がいるから良い悪いではなく、)全ての人が今の子供たちに暖かい眼差しを向けることが大切なのだと思います。

 

せっかく人間に備わった知能をマイナスに使うのではなく、プラスに使っていけるように・・・

 

そして、再び、安心して地域で子育てをしていけるような環境が作り上げられることを祈っています。

 

 

 

現在、大きな問題となっているSNSの世界。

 

今一度、原点に戻って、それぞれ何が大切なのかを肝に命じ、未来の子供たちが安心して過ごせる世界となっていきますように。

 

原点に戻る・・・

 

極限の苦しみを抱えた二人に共通した『生きる目的』が、そんな大切なことの一つを教えてくれたのではないでしょうか?

 

子孫繁栄だけでなく、しっかりとその環境を整え、安心安全の世界を引き継いでいくことが重要なのです。

 

それを可能とするのは、一人一人の気持ち次第。

 

個々人の気持ちを整え、新しい世代に安全な環境を作っていけますように・・・