子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

①妊娠中のトラブル~子宮内胎児発育不全~

2010年、息子は私のお腹に宿ってくれました。

 

初めての妊娠で不安もありましたが、健康には自信があったので仕事も辞めずにいつもと変わらない生活を送っていました。

 

つわりも人並みに無事に安定期を迎え、旅行なども楽しむ日々。子供が産まれる前にと行った北海道では、お腹にいる息子に話しかけながら、無限に広がる空と一面に広がるお花畑など壮大な景色を満喫しておりました。

 

 

 

・・・そんな中、ただひとつだけ気がかりがありました。

 

成長曲線には入っているけど、検診結果はいつも小さめ。。。いつも、下のラインギリギリのところを推移していました。

 

たくさん栄養を摂ろう!と、そこまで思い詰めることもなく妊娠後期にさしかかった頃・・・

 

 

 

 

先生から「赤ちゃん大きくなってないね。」と。。。

 

 

 

 

妊娠9カ月から完全に成長が止まってしまいました。そう、子宮内胎児発育不全となってしまったのです。

 

それまで、軽い気持ちでこの子は小さめなだけと思っていた私も、急に我が子の成長やその後の発達・障害などの不安が大きくなっていきました。

 

妊娠中を振り返ると、自転車と電車での通勤、フルタイムでの会社勤め、スーパーからの重い荷物の持ち帰り・・・あれがだめだったのかな?これがだめだったのかな?と自分を責める日々が続きました。

 

そういえば、よくお腹が石のように固くなる時もあって、知識のなかった私はあまり気にしていませんでしたが、今思えばあれはお腹が張っていて赤ちゃんが苦しい時だったんだな・・・と。

 

当時はギリギリまで働いてしっかり貯金をしようと仕事をしていましたが、妊娠が発覚した時に仕事を辞めてゆったりとした生活を送っていたら、この子は普通の成長を遂げられたかもしれないと後悔ばかりしていました。

 

ただ、仕事をしっかりしていても、運動をしていても、問題なく妊娠・出産ができる方もたくさんいらっしゃいます。むしろ、適度に体を動かすことはプラスになることです。

 

だから、直接の原因なんて分からず、私の体質や赤ちゃんの成長力、当時の食事や生活スタイルなど・・・全てが絡んでの結果であるにもかかわらずに、その時は仕事を辞めていればとばかり考えていました。

 

更に、妊娠後期から血圧も上がり始め、そんなことも関係していたのかもしれません。

 

『健康に自信があったのに・・・』

 

よく聞くこの言葉を、まさか自分が発することになるとは思いもよりませんでした。