子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

「植物」と「子供」の共通点~生命力を発揮するために必要なこととは~

息子は動物や昆虫、植物など、生き物が大好きです。

 

何か物を欲しがる時は、だいたい生き物関連グッズ(^^)

 

ぬいぐるみや置物、ゲームやおもちゃ、ガチャガチャまでも生き物に反応します(笑)

 

将来の夢だって、猫を飼いたいとか、牧場で働きたいとか( *´艸`)

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もっと幼い頃は、車や電車などの乗り物に夢中だったけれど、今はいつの間にか生き物一筋になっています(^^)

 

 

 

そんな息子が最近欲しがったものが、パンジーのお花🌸

 

どうやら、ゲームの世界でパンジーを集めていて、現実の世界でも欲しくなった様子。

 

そこで、普段頑張っている子供たちにご褒美として、先日買ってあげることにしました。↓

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もともと一つずつだった約束が、急遽、お花屋さんの前に行った100円ショップで娘が欲しがったふわふわバックを購入した経緯があり、息子はお花を二つ買えることに(笑)

 

一つだと思っていた息子は、急に二つのパンジーを購入できることになって、テンションアップです(笑)

 

「帰ってから、今日の勉強頑張るよ!」って、たった120円のパンジーでそこまで気持ちがアップしてくれてありがたい( *´艸`)

 

そんな息子はお花屋さんで目を輝かせながら、色とりどりのパンジーを物色。

 

最終的に白と黄色のパンジーに決めた息子は、そこからがまた長い(^-^;

 

今度は同じ色で花の大きさとかつき方などを比較して(笑)

 

ようやく決まったお気に入りのパンジーを、大切に大切にカゴに入れていました。

 

娘はパンジー以外のお花も物色していましたが、結局息子と同じパンジーを購入。

 

娘が選んだのは赤色でした。

 

 

 

帰る途中、パンジーの入った袋を、お花がつぶれないように大事に広げて持っている息子と、そのまま普通に袋を持つ娘(笑)

 

パンジーへの愛情の違いがよく現れています(笑)

 

と、帰宅して中身を確認すると・・・

 

娘のお花が折れてしまっている・・・

 

でも、娘は・・・

 

「また、これからどんどん咲くから大丈夫だよ!」

 

 

 

そうなんです。

 

大切に育てていれば、またつぼみが膨らんで大きな綺麗な花を咲かせる。

 

トラブルが起きたり、風が強くて、お花が折れてしまっても、水を与えて日当たりのいいところで育てていれば、どんどんいろいろなところからつぼみが出てきて、たくさんの花を咲かせる。

 

実際、娘のパンジーも新しい命が芽生えています。

 

 

 

なんだか、「植物」と「子供」って、似ている部分があるんだな・・・と感じました。

 

くじけそうになった時、気持ちをコントロールできない時、辛い時、苦しい時・・・

 

子供自身もたくさんの苦難と戦っているけれど、親が周りの大人たちが・・・そして友達も含め、その子に関わる全ての人たちが、その子を想う気持ちを大切にして、その子にあった環境を用意してあげれば、かかる時間はそれぞれであっても、きっと再びその子は花を咲かせることができるはず。

 

でも、お水を一切与えなければ、植物は枯れて再び綺麗な花を咲かせることはないのと同じように、一番大切な「愛情」・・・すなわち周りが「想う心」を失くしてしまったら、その子は再び花を咲かすことなく枯れてしまうでしょう。

 

 

 

また、『みんなそれぞれ』ということに関しても、子供と植物には大きな共通点があります。

 

夏休み前に息子が学校から持ち帰った、青々と葉を茂らせたホウセンカ

 

本来であれば、夏休み中に花を咲かせて、実をつけて種の観察までする予定でした。

 

ただ・・・

 

いつになっても花を咲かせることのないわが家のホウセンカ・・・

 

夏休みが終わるギリギリまで待ちましたが、そのまま花を咲かせることはありませんでした。

 

そのため、葉の観察のみを行い、他はネットで調べて宿題を提出。

 

先生にそのことを報告すると、「今年のはなかなか花が咲かないようですね(^-^;」と他の子供たちのホウセンカも咲かない事態が発生していました。

 

もちろん、「しっかりと花が咲きました!」と言っている子供たちもいて。

 

その後は「もううちのは咲かないかな?」と思いながらも、毎日水やりをして日光を当てていたところ・・・

 

約1カ月が経った頃でしょうか・・・

 

諦めかけていたつぼみを発見!

 

そこからは、あれよあれよという間に綺麗な白い花を咲かせて、寒くなった今もなお、葉を減らしながらも花を咲かせ続けています。

 

植物もみんな同じではないんだな・・・

 

それぞれのタイミングがあるんだ。

 

もし、あのまま諦めて水やりをやめていたら、この綺麗な花を見ることはなかった・・・

 

 

 

きっと、子供たちにもこのホウセンカのようにタイミングがあるはず。

 

それぞれのタイミングで力を発揮するためには、『継続した周りのサポート』が必要なのだと思います。

 

植物も子供も怪我や病気をしたら治療をして、その時々の状況によって、日陰が必要なのか日向が必要なのかを見極める。

 

なんでもキーワードになってくるのが「継続」・・・

 

継続の力ほど、強いものはありません。

 

 

 

親の愛情をエゴという人もいる。

 

親が子供を想う気持ちを押し付けという人もいる。

 

でも、子供も植物も共通して必要なものは、周りが大切に育てる気持ちを継続させることです。

 

それさえあれば、それぞれのタイミングでそれぞれの強さで道を切り開いていくのだと思っています。

 

 

 

そして、一番大切なことは・・・

 

その都度、人生には「辛い時期」と「楽な時期」の波があることを、子供と一緒に確認すること。

 

その波がゆるやかに来る人もいれば、嵐のように来る人もいる・・・

 

でも、わが家のパンジーのように、そしてホウセンカのように、何が一番大切なのかを理解できれば、再び頑張る意欲や元気の源が溢れてくる。

 

植物の生命力を感じることで、それを自分の生命力に置き換えられるように、しっかりと説明していきたいと思います。

 

 

 

そんな経緯もあり、もともとの鋼のハートを更に強くした息子くん。

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本当に大きな波から小さな波まで、スルスルと乗り越えていってくれています(^^♪

 

 

 

普段、新しく買ってもらったものを、枕元に置いて一緒に寝ることが多い息子くん。

 

さすがに、パンジーと一緒に寝ることはできないので、朝と学校から帰ったあとと、夜に様子を見に行っています(笑)

 

ホウセンカも含め、自分が大切にしている植物の力強い生命力をしっかりと感じ取ってほしいと思っています(^_-)-☆

 

これからも、大切に大切に育てていこうね!