子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

私の大反省会!〜「言うことを聞かない」子供は頼もしい!!〜

昨日の朝一学習での公文プリントで、息子が「分からない、難しい~」と何度も言っていました・・・

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この波は新しい課題に入るとよくある波で(笑)

 

そんな時、私は覗きにいくわけです(^^)

 

うんうん、なるほど・・・

 

どうやら、計算の順番がしっかりと身に付いていないよう。

 

一番目は(  )の中、次にかけ算・わり算、そして最後にたし算・ひき算・・・

 

問題によって四則計算の並び順も異なり、更に分数ではわり算をかけ算に直さないといけない。

 

さらに、約分や最小公倍数での調整と・・・

 

今の息子にとっては、それら複数の作業を一度に行うことがまだ難しいようでした。

 

根本が身に付いていない状態でそのままプリントを進めても間違いだらけになってしまうだけなので、半分を過ぎたところでストップし、間違えたところの計算の順序を1問ずつ一緒に見直すことに。

 

でも、学校がある日はそんなに時間がありません。

 

朝ご飯を口に入れながらも、プリントに向き合う息子。

 

それでも、あっという間に出発の時間を迎え、算数も途中で国語は手をつけることができませんでした。

 

まずは計算の順番の学習、そして残った算数と国語のプリントを今日中にやらなければ、明日はまた明日の課題がある・・・

 

そう思った私は、「今日はお友達と約束しないで帰ってきてね。学校から帰ってきたら残りをやろう。」と言ってしまったんです。

 

息子の反応は「え・・・」と。

 

そりゃそうですよね・・・

 

でも、いつもはその日のプリントをやり切ってから学校に行っている息子は、「仕方ないのかな・・・?」という気持ちだったのか、「分かった・・・」と言って学校に出発しました。

 

 

 

そして、私は家事をしながら、なんだか気持ちが悶々としていて・・・

 

「お友達と約束しないでね」なんて言わなければ良かった・・・

 

だって、息子が放課後ゆっくり遊べる曜日は金曜日だけ・・・↓

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放課後、他の曜日はほんのすきま時間に遊ぶことしかできないのに・・・

 

私は「その公文のプリントができなかった・・・」というだけで、そんな貴重な金曜日を息子から奪ってしまうのか?とすごい反省しました。

 

だって、別に遊んでふざけていたからプリントができなかったのではなくて、一生懸命に頑張ったけどできなかった・・・

 

しかも、その算数プリントは6年生の内容で・・・

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分からなくて当然、つまづいて当然・・・

 

ゆっくり時間をかけて学習するために先取り教育をしているのに・・・

 

何を焦っているんだろう・・・

 

きっと、翌日も翌々日もある課題をスムーズにこなしていきたかっただけ。

 

「やらなきゃ、頑張らなきゃ・・・」という私の気持ちが、「今日の課題をできなかった」となるのが許せなかったのだと思います。

 

基本的にその日の課題はその日のうちに必ずやりたい私。

 

だって、「積み重ねが大切だから・・・」って、どこか自分自身を追いつめていたのかな?

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もちろん、もちろん、それも大切なこと。

 

でも、数時間勉強ができなかっただけで息子の人生は変わらない。

 

むしろ、その特別な金曜の数時間を奪ってしまうことで、失うことの方が大きい・・・

 

 

 

ごめん・・・

 

朝は、私も家のことやプリントの対応でバタバタで、冷静に考えられなかった・・・

 

なんで「明日、やろうね(^^)」と言えなかったのか・・・

 

次の日は土曜日なのだから、いくらでも時間を調整できるはずだったのに・・・

 

 学校でみんなが遊ぶ約束をしている中、息子は「今日はごめん」と謝っているのだろうか?

 

息子のメンタルは大丈夫かな?

 

と、そんな息子に申し訳ない気持ちで過ごしていたところ・・・

 

 

 

ピンポーン!

 

すると、「急いで宿題やらなきゃ~!!!」と慌てて帰ってきた息子。

 

もう、この時点で「友達と約束してきたな(^^)」ということが分かるわけです(笑)

 

そう、ここが息子のいいところ(^^)

 

それは・・・

 

私の言うことを聞かないところ(笑)

 

「友達と約束しないでね」ということはしっかりと覚えていて、約束をしてくる(笑)

 

「だめかな~とは思ったんだけど・・・」と私の意見を伺うような話し方をし始めて(笑)

 

でも、息子の顔はニヤニヤしている(笑)

 

学校で落ち込んでいるかなあ~と思っていたのに、落ち込んでいない!

 

これが❝息子の強み❞です(^^)

 

 

 

もちろん私の答えは「いいよ!金曜だもんね(^^)」

 

そして、「朝はごめんね。金曜日は遊んでいい日なのにm(__)m」と謝った私。

 

すると、息子は「帰ってきたら、朝まで勉強するよ!!!」ってテンションマックスで(笑)

 

そんなに、頑張らなくていいよ・・・(^-^;

 

というわけで、学校の宿題だけをささっと済ませて待ち合わせ場所に向かった息子(^^)

 

またまた、たくさんの昆虫と虫を捕まえてきて、大満足で帰ってきました!

 

もう昆虫ゼリーが追い付かないよ(-_-;)

 

我が家は虫かごも何個あるのだろうか・・・(笑)

 

 

 

今回の件で私が気づいたこと・・・

 

それは、『親の言うことばかりを聞かなくていい』ということ。

 

だって、親が「こうしなさい、ああしなさい」って、もちろん大切なこともあるけれど、日常生活において【親の都合】で言っているときって多々ありませんか?

 

この【親の都合】に対して、子供が反発したり言うことを聞かないことなんて当たり前のことで・・・

 

むしろ、この【親の都合】を全部受け入れて言うことを聞くのって子供らしくないな・・・と思ったんです。

 

だから、子供が言うことを聞かないのって「親の考え」だけに支配されないで、しっかりと「自分の気持ちや考え」を主張しているわけで、とっても素晴らしいことだな・・・と思ったんです。

 

全部を全部、親の言うことを聞くよりも、こうやって言うことを聞かないこともあることが、今後『自分に自信を持つ』という大事な能力につながっていくのではないかな?と。↓

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親の意見ばかりではなく、子ども自身の気持ちや考えを大切にすることも、とっても大切だな・・・と改めて感じました。

 

もちろん、親の言うことも聞いてくれないと生活がスムーズに成り立っていかないし、譲れない大切なこともあるわけですが、「親の言うことを聞かない時もあっていい!」ということです。

 

いつも、いつでも、親があっているわけじゃない・・・

 

親だって間違うときもある・・・

 

だから、私は子供たちの「言うことを聞かない」というところを、もっとプラスに捉えていきたいな(^^)と思いました。

 

 

 

今回の「お友達と約束をしない」という件・・・

 

私の言うことを聞かないで、ちゃんと自分の気持ちを大切に行動してくれてありがとう・・・

 

そして、私の心配をよそに❝ニコニコ元気な「言うことを聞かない」息子❞に頼もしさを覚えました。