子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

あらゆる方法で勉強のモチベーションを保とう~自信を取り戻し、作業効率を上げるには?~

息子と娘が通っている公文ですが、二人ともそれぞれの山場を迎えております(^-^;

 

小学校3年生の息子は、得意な算数はF教材の中盤あたり(6年生半ば)で、苦手な国語はDIの中盤(4年生前半)に差し掛かっています。

 

そして、基本何でも得意な小学校1年生の娘は、算数がDの前半(4年生前半)で、国語がCⅡの前半(3年生後半)です。

 

 

◇息子の苦悩

この算数のF教材は、分数の四則混合算がメインのため、すごい量の計算段階を経て、ようやく答えにたどり着きます。

 

すなわち、その一か所でも計算を間違えたり、順序を間違えたりすれば、即アウト!

 

さらに、後半の最後はついにX(エックス)の値が出てきて文章題をこなし、小数の計算へと進んでいきます。

 

息子は、その分数の四則混合算にて足踏み状態・・・・

 

いくら計算が得意だからといって、すんなりと乗り越えられる壁ではありません。

 

何度も何度も気持ちを立て直しながら様子を見ていましたが、そろそろ気持ちが落ちてきたな・・・と感じるようになりました。↓

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さらに、軽度知的障害と言語発達遅滞の影響で「言葉」が苦手な息子は、4年生相応にあたる国語のDI教材でも足踏み状態・・・

 

つまり、公文の「算数」と「国語」がつらい・・・というわけです。

 

いや、つらいに決まってるよね。

 

むしろ、ここまで進んできたことが奇跡・・・

 

それは、今まですごい努力をしてきた結果。

 

今まで後ろ向きな発言もあまり長引くことのなかった息子が、頻繁に「公文に行きたくない」と言うようになりました。

 

そろそろ、ボリュームを減らすか、それとも単元を少し戻すか・・・

 

現在、国語と算数それぞれ1日5枚(裏表で合計20ページ)のプリントに取り組んでいるのですが、区切り的にはこれ以上減らすのは悩ましいところ。

 

これまで、得意な算数は10枚、苦手な国語は5枚でやってきており、それを問題の難易度に合わせて、今は既に減らした状態なんです。

 

残る方法はやはり単元を戻すか・・・

 

でも、まだ喰らいついていけないか?と、私の心は葛藤していました。

 

そんなある日・・・

 

公文の大ベテランの先生から、「やる気が落ちてきているので、算数と国語を戻しましょう。ちょっと、お家でも大変なんじゃない?」と提案がありました。

 

ずっと前から、いつも悩んでいる私の心を後押ししてくれる公文の先生。

 

親である私はつい頑張らせ過ぎてしまうところがあります。

 

今回はそんな私の暴走を先生は食い止めてくれました。

 

「そうなんです。私もずっと迷っていて・・・戻してください。」

 

こうして、算数をF教材の前半に、国語もDI教材の前半に戻したところ・・・

 

息子は「簡単♪簡単♪」とノリノリで、あっという間に終了(笑)

 

気分を良くした息子は次の日の課題も机に準備をして(笑)

 

特別大きく戻したわけではないのに、やっぱり力はしっかりとついているんです。↓

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何度も言いますが、勉強って長く継続していくことが大切なんですよね。

 

だから、全力では無理なんです。

 

ラソンもゆっくり走る・・・

 

登山も休憩しながら登る・・・

 

これらと同じように、長期戦の勉強も常に余力を作っていく必要があります。

 

常に全力で頑張っていると、心が壊れてしまうんです。

 

だから、こうやって心が壊れる前にしっかりと調整をかけていくことが必要です。

 

教材を元に戻すということは復習にもつながり、さらに、「ここまではできるようになったんだ!」という自信が湧き出てきます。

 

だから、その際は「前はそこもできなかったのに、今は簡単♪ってすごくない?」という声かけが必須です。

 

しっかりと、力がついてることを実感させる。

 

いつも分からないところばかりに挑戦していると、「できない!」「分からない!」に気持ちが偏ってしまって、本来の自分の力を見失ってしまうんです。

 

だから、勉強に行き詰まった時はこうして単元を戻すことによって、その自分の力に気づき、自信を取り戻すことができるというわけです。

 

そして、その自信が再び訪れる山場に立ち向かう糧となる。

 

 

 

ただし、この単元を戻すという方法・・・

 

これは、先取り教育をしてきたからこその特権です。

 

教育の時間に「ゆとり」をもたせることで、こういった調整も落ち着いて行うことができる。

 

もちろん、先取り教育をしていなくても、勉強が理解できない場合は理解ができるところまで戻す必要があります。

 

でも、そうすると明らかに学習の遅れにつながっていき、親も子供も余計に疲弊してしまう・・・

 

なんでも「ゆとり」を持つって大切なこと。

 

それは常にダラダラする「ゆとり」ではなくて、「ゆとり」を作るためには何をしたらいいのかを考えて行動することがとても大切です。

 

そんな「ゆとり」もそろそろ国語が危うくなってきたかな?と。

 

現在、小学校3年生の息子が4年生の問題で手こずっている・・・

 

でも、これは発達凸凹で国語が苦手な息子に対し、もともと覚悟してきたことです。

 

やれることは十分にやってきたので、もし今後学習が遅れていくことがあっても後悔はありません。

 

今は、息子の気持ちを第一に考え、どこまで踏ん張れるのかを挑戦するだけ・・・

 

まだ、大丈夫。

 

一緒に頑張ろうね(^^)

 

 

 

◇娘の苦悩

基本的に様々なことに対し能力の高い娘は、今まで公文の算数と国語をそれぞれ10枚ずつ(裏表の合計40ページ)、午前と午後に分けてこなしてきました。

 

随所、騒ぐ場面もありますが、着々とそれらを乗り越えて順調に進んできています。↓

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そんな優等生の娘も、各問題の難易度が徐々に上がってきたことで、一日40ページもの大量のプリントをこなすことに疲れを見せるようになってきました。


特に、今娘がやっている算数のD教材も工程が増えてきて、結構やっかいなんですよ(^_^;)


すると、娘は・・・

 

「〇〇(娘の名前)も、5枚ずつがいい!」と。

 

娘の場合は進めるところまで、ささっと進めてしまって、途中から英語に比重を置くのもありかな?との計画もあり、それぞれ10枚ずつやってきたのですが、そろそろ内容的にも大量にこなすのは厳しくなってきたようです。

 

本来、娘が公文を始めた目的は「学力をしっかりとつけて、いい大学に行くため」ではなく、上記記事のように「気持ちを強くするため」です。

 

だから、そんなに切羽詰まってプリントをやりこむ必要は全くありません。

 

「そうだね~、そろそろ問題も難しくなってきたしね!」と話していた私。

 

そんな時、しっかり者の娘は直接先生に直談判です(笑)

 

その日から、各教科5枚に減った娘も息子同様にウキウキ♪

 

同じ内容なのに、10枚の時よりも格段と集中して、あっという間に仕上げていきます。

 

このように、子供の理解度や作業力に応じて、レベルやボリュームを調整していくことは学習において非常に重要なことです。

 

 

 

 

上記の二人のように、効率よく勉強を行うために一番必要なことは「子供のモチベーション」です。

 

勉強はこのモチベーションを保つことが何よりの優先事項になると思います。

 

モチベーションがないのに一生懸命に知識を詰め込んでいっても、気持ちを壊していくだけで、しっかりと身に付いていきません。

 

レベルを下げてでも、ボリュームを減らしてでも、モチベーションを保っていくことによって、本来の学力が身に付いていく可能性が高いと思います。

 

長期戦の勉強と戦うためには、さまざまな方法でこのモチベーションを保っていく必要があります。

 

その都度、やり方を変えて、親もひとつの考えに固執せずに、対応力を磨いていかなければなりません。

 

私の場合は、人生をかけた大きな勝負。

 

くじけそうになっても、必ず乗り切るという心積もりで頭をフル回転させています。

 

こうして、先生の力を借りながら、またひとつの問題を解決することができました。

 

さて、次は何が来るかな?

 

それまでは一休憩です(^^)