子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

子供の❝気持ちのコントロール❞しっかりやっていますか?~山場を迎えた勉強に立ち向かう方法とは?【公文算数編】~

ここ最近、息子の公文算数へのモチベーションがかなり下がっております。

 

それもそのはず・・・

 

現在、算数【F教材】の半ばあたりで、どんどん計算方法が複雑になっているから。↓

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そのため、「疲れた」「やりたくない」「公文行きたくない」という発言が出てくるように。

 

そして、その公文の算数プリントを前にすると、気持ちは明後日の方向へ・・・

 

でも、私は慌てません。子供と一緒になって落ち込まない。

 

うまくいかない子供の姿を見て、もうそんなに簡単に動揺しません。

 

だって、うまくいかないのは想定内だから・・・

 

今までいろんな波をどれだけ乗り越えてきたか?

 

過去の経験が私の大きな自信になっています。

 

あとはいつものように、❝気持ちのコントロール❞をするだけ。

 

ここでポイントなのは、頑張れそうなところまでは頑張ってもらって、潰れる前にはしっかりと手を差し伸べて❝気持ちを立て直す❞ということ。

 

『頑張る力』『諦めない力』『継続する力』は本当にとても大事です。

 

だから、頑張れそうなところまでは頑張ってもらう・・・

 

でも、潰れてしまったら、その後立て直すのがすごく大変です。

 

そのため、しっかりと子供を観察して、その瀬戸際を見極める。

 

 

 

ついに、昨日はその瀬戸際を感じました。

  

そこで、私がとった方法・・・

 

それは、❝公文教室の滞在時間を短くする❞ということ。

 

 

 

普段、息子は学校から帰ってきて30分程度休憩してから、夕方4時頃に公文へ向かいます。

 

そして、このように教材にはまっている時は3時間でも4時間でも教室に滞在しています。

 

でも、帰宅後、夕飯を食べ、学校の宿題をし、お風呂に入らなければいけない。

 

朝一学習を取り入れている我が家の起床時間は遅くても午前6時。

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学力より何よりも大切にしたいのは「健康」です。

 

だから、睡眠時間もしっかりととりたい。

 

公文がない日は午後8時頃に就寝していますが、公文がある日はどんなに遅くても午後9時には布団に入れたい。

 

というわけで、いつも公文の教室で全て課題をやり切れなくても、午後7時半には切り上げるようにしてもらっています。

 

普段はそのまま一人で帰ってくる息子。

 

だから、昨日はその30分前の午後7時前に迎えにいったというわけです。

 

 

 

出発時、重い足取りで公文へ向かった息子。

 

そろそろ、対策が必要だな・・・と感じました。

 

そこで、私は30分前に迎えに行ったんです。

 

先生に事情を説明すると、その場ですぐに切り上げてくれました。

 

「疲れたでしょ?だから、今日は早めにおしまいでいいよ(^^)」と私が言うと、息子は「ほんと、疲れた~」と言いながらも、その顔には少し笑顔が戻っていました。

 

この30分・・・たった30分で、気持ちがふっと軽くなるんです。

 

また、「すごく大変な時や苦しい時は助けてもらえるんだ・・・」ということをしっかりと感じさせる。

 

そして、自分がしんどい時をお母さんはちゃんと見ていて、こうして愛情をかけてくれる。

 

僕は一人じゃない。

 

ということを、しっかりと認識してもらうんです。

 

 

ただ、この30分を1時間2時間と前倒しにしてしまうと、今度は「甘え」につながってしまう・・・

 

「前はこんなに早くおしまいにしてくれたのに・・・」って。

 

そうなってしまうと、楽な方楽な方へとどんどん気持ちが転がっていってしまって、結局は自分をもっと苦しめてしまうことにつながる恐れがある。

 

だから、こういった学習のときの辛い時苦しい時は❝ちょっと負荷を軽くしてあげる❞ということがポイントだと思います。

 

ただし、これは潰れてしまう前の対策です。もし、心が潰れてしまったら、大幅に負担を減らして、十分に休息することも必要だと思っています。

 

 

 

公文算数の学習内容は「簡単な時」と「難しい時」との波があります。

 

新しい課題に入ったばかりのときは「簡単なレベル」で、それが少しづつ「難しいレベル」へと進んでいく。

 

そして、それをマスターすれば、また「簡単な新しい課題」へと入っていく・・・

 

この繰り返しです。

 

これは、おおまかに教材単位でもその波を感じます。

 

公文算数の小学校課程で感じるのは、かけ算・わり算の桁数が増える【D教材】と、今回のように何個もの計算方法を使わないと答えを出せず、その一つでも間違えれば全て不正解となってしまう【F教材】が大きな山場かな・・・と。

 

でも、この学習の波を理解し、見通しを立てて勉強に臨むことができれば、「この大きな山場を乗り越えれば、また一休憩できる・・・」という安堵感を得ることができるのです。

 

常にずっと全力で大変なわけじゃない・・・

 

そして、これを乗り越えた先には、更なる力を得た自分がいる・・・

 

その強くなった自分で、また新しい山を登っていけばいい・・・

 

ということを、しっかりと子供に説明してあげることが必要です。

 

 

 

だから、私は息子に「D教材の時も大変だったよね?でもE教材はどうだった?」と。

 

すると、「簡単だった!」と。

 

「そう、だからF教材もD教材の時みたいに大変だけど、またそれを頑張ったら楽になるよ(^^)」「一つ一つはできているから、大丈夫。あとは順番だけだから!」「まだ、時間もたくさんあるし、ゆっくりでいいんだよ。」「そうしたら、中学校課程もやれる力がつくから♪」と声をかけました。

 

それを聞いた息子は「なぜ今こんなに大変なのか?」を冷静に理解できたようで、また今までの流れと今後の見通しをざっくりと理解できたことにより、心にどんよりと覆いかぶさっていた雲が消え、すっきりとした表情になりました。

 

 

 

そして、今朝の宿題プリントは・・・

 

いつものように、穏やかな顔で落ち着いて取り組むことができました(^^)/

 

やった(^_-)-☆

 

今回も大成功♪♬♫

 

 

 

過去記事にも書かせていただきましたが、息子が算数プリントを嫌になったのは【F教材】が完全にお手上げだったからではなく、気持ちの問題なんです。

 

小学校3年生の息子が6年生の課題をやっているから無謀で大変なのではなくて、そこまで進んだということは、それだけの力がついている証拠です。

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だから、一つ一つの計算方法はしっかりとできるし、あとはその順序をゆっくりと頭に入れるだけ。

 

気持ちさえ立て直せば、また少しづつ進んでいける。

 

学習を諦めずに継続させることは、この❝気持ちのコントロール❞が非常に重要となってくるというわけです。

 

 

 

子供たちはなかなか『過去』も『未来』も具体的に見ることができません。

 

いつも『現在』を一生懸命に生きています。

 

辛い時や苦しい時は「先の流れ」が分からないからこそ、どんどん不安が出てくる。

 

だから、これからどうなっていくのかを具体的に説明してあげればいいんです(^^)

 

もちろん、全てが説明できるわけではないけれど、説明してあげれることもたくさんあるはず。

 

『過去』と照らし合わせながら、『未来』を想像する・・・

 

そして、本当に大変な時は❝ちょっとだけ負荷を軽くする❞・・・

 

そんな少しの働きかけが、大きな心のエネルギーを生みます。

 

子供の❝気持ちのコントロール❞をしていくには、そんな方法もありますよ(^^)

 

 

その他、私が実践している子供の❝気持ちのコントロール❞はこちら。まだ、探せば他にもたくさん書いています(笑)↓

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