子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

インターネットの普及によって失うもの~子供たちは親の視線をしっかりと感じている~

もうこのご時世、インターネットなしでは生きられない世の中となりましたね。

 

ただ、そんなインターネットのめまぐるしい普及に危機感を覚えることもあります。

 

気付けばスマホをいじっている・・・

 

気付けばパソコンに張り付いている・・・

 

そんな状態によって失うものがある・・・

 

今日は私が感じた「インターネットの普及によって失うもの」のお話しをしようと思います。

 

 

 

今月に入ってから体調を崩している娘ちゃん。

 

昨日は咳がひどくなり、再度病院へ。

 

咳のしすぎで、嘔吐もして・・・

 

これ、子供のあるあるですね(^-^;

 

そのため、病院から帰ったあとは再び家でゆっくりしていました。

 

私は娘の隣で一緒にゴロゴロしたり・・・

 

一緒にアニメを見たり・・・

 

家の用事をしながらも、できるだけ娘と一緒の時間を過ごせるように意識していました。

 

ただ、ほんの少しパソコンで作業をしている時に、娘がこんなことを言ったんです。

 

「パソコンばっか見ないでよ~」って。

 

私は「はっ!」としました。

 

具合の悪い娘は、常に自分にかまってほしいんですよね。

 

かまってほしいというより、見ていてほしい。

 

見ていてほしいというより、気にしていてほしい・・・

 

自分が苦しい時やしんどい時は、ちゃんと自分に目を向けて・・・というメッセージを感じました。

 

 

 

でも、これって病気の時だけでなく、日常の生活においても言えることなのではないかな?と思います。

 

食事をしている時、お出かけの移動中、ちょっとした時間など・・・

 

いつも親がスマホやパソコンに目がいっていたら?

 

子供は親の愛情を感じることができるのでしょうか?

 

私は普段、そのようなことにならないように、ブログを書いたりパソコンを見たりする時間は、極力子供たちがいない時や寝ている時に行うようにしています。

 

 

 

子供と過ごす時間ってどんどん減っていくんですよね。

 

赤ちゃんの時は24時間べったり一緒だけど・・・

 

幼児になれば保育園や幼稚園に通うようになって・・・

 

児童になれば学校に行って、習い事もして・・・

 

そして、どんどん大きくなって部活や塾が始まって、友達と過ごす時間も多くなって・・・

 

このように、あっという間に「親と一緒に過ごす時間」ってなくなっていくんです。

 

そんな貴重な子供と一緒に過ごす時間をインターネットに捧げてしまっていいのかな?と。

 

 

 

食事をする時はみんなで会話をしたり、同じテレビを見て一緒に笑ったり、お出かけの移動中は簡単なゲームをしたり、風景を一緒に眺めたり・・・

 

外食時、食事を待っている時は、学校での出来事を話してみたり・・・

 

って、内容は何でもいいのですが、せっかく子供と一緒に過ごせる時間にインターネットの世界へ入り浸ってしまうと、こういった貴重なコミュニケーションが取れなくなるわけです。

 

そして、親が子供ではなくネットの世界に目を向けていると、子供もゲームやネットの世界に目を向けるようになる。

 

さらに、それがひどくなってしまうと、❝一緒の空間にいるのに違う世界で過ごす❞という奇妙な時間となってしまうわけです。

(それぞれの時間を過ごすことが問題なのではなく、そういった時間に偏ってしまうことが問題だと思っています)

 

 

 

もし、そんな時に子供がトラブルや困ったことに出くわしてしまったら?

 

いじめでも、勉強関係でも、体調のことでも、何でも・・・

 

今までインターネットの世界ばかりに目を向けていたお父さんお母さんが急に「大丈夫?」って言ったとしても、子供にとったら「何をいまさら・・・」ってなってしまわないかな?って。

 

だから、私はインターネットの普及によって失うものは「親子の時間」であり、「親子の信頼関係」でもあると思います。

 

 

 

もちろん、インターネットは様々な情報に溢れていて、買い物もできて、ゲームもできて、勉強もできて・・・どんどんできることが増えてとても便利な世界です。

 

でも、そこに依存してしまうことによって、親子関係以外にも失うものがあることをしっかりと自覚し、節度を守っていく必要があると思います。

 

子供にゲームの時間を制限するように、親である私たちもしっかりとネット世界に目を向ける時間を制限するべきだと思っています。

 

 

 

生のコミュニケーションはインターネットでは叶えることができません。

 

家族や親子関係をはじめ、さまざまな人間関係で必要となってくるのは生のコミュニケーションです。

 

まずは直接関わる人たちとの関係を大切に満足いくものにすることが重要です。

 

現実の世界にしっかりと身を置き、インターネットの世界はその次なんです。

 

現在、世の中の人たちを見ると、この順番が崩れかけている印象も見受けられます。

 

このまま、どんどんインターネットが普及していったら・・・

 

なんか、大事なものを失ってしまうような気がします・・・

 

だから、目を向ける順序に意識をして、そこに費やす時間配分をきちんと調整していきたいものです。

 

 

 

特に私が強く感じる親子関係・・・

 

まだまだ甘えたい盛りの子供たちは、そんな親の視線の先を感じているはず・・・

 

親の目がどこに向いているのか?

 

心と心のコミュニケーションをしっかりととり、親子で一緒に様々な困難を協力して乗り越えていけるように、子供と過ごせるわずかな貴重な時間だけは、その目を子供に向けませんか?