子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

子供が大きな壁にぶつかった時の親の心構えとは?!~私はわが子のお医者さん(^^)~

子供って・・・

 

すぐに機嫌を損ねたり、すぐに怒ったり、すぐに泣いたりして、気持ちが不安定な時がありますよね?

 

自分が思うようにいかない時、お友達とけんかをした時、勉強が分からない時・・・

 

様々な場面ですぐに気持ちを崩してしまうわけです。

 

子供たちはまだまだ自分で❝気持ちをコントロール❞することが難しいです。

 

まだ、それを表に出してくれればいいのですが、そんな思いを内に秘めてしまう子供たちは、なかなかSOSを出すことができない。

 

そして、状態がどんどん悪化してしまうんですね・・・

 

周りが気づいた時には、もう心が潰れてしまっている時もあって・・・

 

だから、そこまで行ってしまう前に親や先生やその子に関わる全ての大人たちがしっかりと手を差し伸べる必要があると思います。

 

 

❝かわいい子には旅をさせろ❞という言葉もありますが、私は❝かわいい子には手助けを❞という言葉がしっくりきます。

 

普段は旅をさせた方がいいのかもしれない・・・

 

でも、いざ大きな壁にぶつかった時はしっかりと大人がサポートしてあげる必要があると思います。

 

 

 

ここで、今回の本題・・・

 

『子供が大きな壁にぶつかった時の親の心構えとは?!』の話しをしていこうと思います。

 

子供がお友達とトラブルになって苦しんでいる、子供が勉強が分からず苦しんでいる、子供が目標を達成できずに苦しんでいる・・・

 

このように、子供たちは毎日を楽して生きているのではなくて、いたる場面で「悩み」が発生しているわけです。

 

これは私たち大人も一緒ですね。

 

でも、子供たちは大人よりもその「悩み」の解決策を知らない。

 

それは、まだ経験が未熟だから・・・

 

当たり前のことです。

 

だから、そんな時は大人の知恵を貸してあげればいいんですよね。

 

でも、ここで問題なのは親も一緒に気持ちを崩してしまうこと・・・

 

これだと、子供の「悩み」を解決するどころか、子供と一緒に共倒れしてしまうわけです。

 

私の周りにもこういった親御さんたちがたくさんいらっしゃいます。

 

ここを何とか避けたい・・・

 

そう思った時に、私はあることをイメージしたら有効ではないかな?と思いました。

 

 

 

 

それは・・・

 

『親は子供のお医者さん』ということ。 

 

お医者さんって、患者さんが苦しい時や辛い時に、一緒になって落ち込んで悩んで、その状況を右往左往して慌てますか?

 

私はそういったお医者さんには出会ったことがありません。

 

お医者さんってもし心の中がかき乱されても、それを患者さんの前では出さずに冷静に対処するわけです。

 

全力で今までの知識を振り絞って、あらゆる処置をしてくださる。

 

多くの種類の薬から、その患者さんに見合った処方をしてくださる。

 

一度の治療で治らない時は、冷静に違った方法を模索する。

 

以上のことを、私たち大人がお医者さんとなって子供の治療に当たればいいわけです。

 

 

 

一緒になって慌ててしまうお医者さんか、いつもどしっと構えて様々な知識で対処してくれるお医者さんか、どちらがいいですか?

 

もちろん、後者のお医者さんの方が安心感があって頼りたいな・・・と思いますよね?

 

それは、子供たちも一緒です。

 

自分の「悩み」を一緒になって悩んでしまう大人よりも、自分の知らないあらゆる知識で冷静に助言してくれる大人といる方が気持ちが落ち着くんです。

 

 

 

子供の大きな壁を解決する方法・・・

 

そのヒントの一つがそこにあると思いました。

 

 

お医者さんのように、全力で今までの知識を振り絞り、その子にあった方法を考える。

 

その「知識」は子供たちにとっての「薬」なんです。

 

だから、その「知識という薬」をたくさん常備しておく必要がある。

 

普段はたくさんの引き出しの中に、その「知識という薬」をしまっておけばいいんです。

 

そして、子供たちが「悩むという病気」になった時に、その引き出しから症状に合わせて冷静に「薬」を出すだけ。

 

「病気」が重ければ、一度や二度の治療では治らないのと一緒で、何度もその引き出しを開ける必要が出てきます。

 

だからこそ、今までの❝経験が財産になる❞というわけです。

 

楽しかったことも、苦しかったことも、全てをその引き出しにしまっていくことで、こうやって次の世代につなげることができる。

 

だから、全ての経験に無駄はありません。

 

 

 

昨日の記事のように子供と一緒に悩まずに、的確なアドバイスを探すことに労力を使うんです。↓

www.jiritsusupport.com

 

実は、息子は小学校に入ってから、2度の目立つお友達トラブルがありました。

 

その時も、一緒になって自分の気持ちを乱さないよう、冷静に対処したことにより早く解決することができました。

 

この私なりの「お友達とのトラブル解決方法」は、またの機会に書かせていただきますね。

 

 

 

今回の記事で私が言いたかったこと・・・

 

それは、「まずは親の気持ちを落ち着かせ、お医者さんになったつもりで冷静に対応策を模索する」ということ。

 

ただし、すごく無理をするくらいなら、やらない方がいいと思います。

 

無理を続けることは「負の感情」を通り越して、「無の感情」になりかねないからです。

 

過去記事にも書かせていただきましたが、まずは❝ありのままの自分❞を大切にしてください。↓

www.jiritsusupport.com

 

無理をして「無の感情」になるくらいなら、❝ありのままの自分❞を大切にして、今のその「悩みや苦しみ」を大切な財産として、少しづつ引き出しにしまっていってください。

 

いつかきっと、そのもがき苦しんだ経験が大きな力となってくれるはずです・・・

 

もし、余力が出てきて「お医者さんになってみようかな?」と思った時に、今回の心構えを試してみてくださいね(^^)