子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

韓国文化体験を通して感じたこと~文化の違いよりも大切なこととは?~

今日は小学校主催の韓国文化体験に行ってきました(^^)/

 

ボランティアとしてお手伝いママを募集していたので、お友達のママさんと一緒に参加してきました。

 

内容は遊び(ペンイ・ユンノリ等)、衣装体験、言語学習、音楽、工作と多岐に渡り、子供たちは普段触れることのない文化をとても楽しく学んでいました。

 

この授業の目的って、韓国の文化を学ぶことを以外にも、それ以上に大切なことを教えることに重点を置いているんですよね。

 

日本とは遊びも違う、言葉も違う、衣装も違う、使う楽器も違う、作るものも違う・・・

 

食事の時は手は合わせずに、頭を下げるのみとか・・・

 

挨拶の言葉は朝も昼も夜も一緒とか・・・

 

たくさんの日本との違いがあるわけです。

 

日本では当たり前のことが、海外へ行けば当たり前ではない。

 

これは、下記の記事にも通じる話です。↓

www.jiritsusupport.com

www.jiritsusupport.com

 

韓国の講師の先生方はとてもパワフルで子供たちを集中させる力がものすごくありました。

 

テキパキしていて要領もよく、短い時間にも関わらずにたくさんのことを教えてくださいました。

 

そんな素敵な講師陣の方が一通りの授業を終え、最後にお話しされた内容・・・

 

「僕は日本で産まれて、日本で育ってきたけれど、ちょうどみんなと同じ小学校3年生くらいの時に周りの子たちとは違うんだ・・・ということで悩みました。」「それは、誕生日にはうちでは衣装を着るけれど、日本の子たちはあまり着る子がいない。また、食卓には毎日キムチが並ぶけれど、日本の子たちはあまりキムチを食べない。」「僕だけ違う・・・」「そうしているうちに、違うことはだめなことと思うようになった。」「でも、今日みんなが楽しかった!と笑顔で答えてくれて、違うことはだめなことなんかじゃないということを改めて確信しました!」「みんなありがとう!」

 

「私は大人になってから、日本にきました。」「一番困ったのは、子供の入学準備。」「ランドセル、防災頭巾・・・たくさん準備するものがあって、韓国では使わないものばかり。」「何をどこで買うのかさえ分かりませんでした。」「でも、日本の友達がひとつずつ教えてくれて・・・とてもうれしかった。」「みんなも困っている人がいたら助けてあげてください!」

 

「今日は韓国の体験をしてたくさん違うことに驚いたと思うけど、それは文化だけでなくいろいろな人たちがいるということ。」「走るのが得意な人もいれば、歩くのが苦手な人もいる。」「人前で話すことが得意な人もいれば、苦手な人もいる。」「この世の中にはたくさんのいろいろな人たちがいます。」「だから、人との違いを認め合うことが大切なんだよ。」

 

 

 

私が常々思っていることを、講師陣の方は改めて教えてくれました。

 

周りの調和も大切にしながら、個性を発揮する。

 

得意・不得意があるのは当たり前。

 

みんなが認め合い助け合う。

 

これらを心に刻むのは、本当に大事なことです。

 

 

 

今は国と国との問題もたくさんありますね。

 

歴史・経済・政治・・・様々なことが絡み合って、理想通りにはいかないのかもしれません。

 

さらに、日本にはその国のイメージで個人を判断している風潮も感じられます。

 

でも、この国の人はだめ!とか、この国の人はいい!とかって区別はどこにあるのかな?と。

 

どの国でも「いい人」も「悪い人」もいます。

 

それは日本も同じです。

 

ニュースなどの情報社会に惑わされずに、直接個人と接してみれば、そんな勝手なイメージはなくなるはず。

 

もっと、個人のつながりを持つことができたら、お互いを理解し合えるのではないか?・・・と思います。

 

 

 

もともと、私は国によって人柄を判断することはありませんが、今回の文化体験を通して、素敵な講師陣の皆さまと触れ合って、更にその思いが強くなりました。

 

そして、今後もこういった貴重な経験を子供たちにも積極的に与えていきたいな・・・と思いました。

 

大切なことを教えるには一度や二度ではなく、これも繰り返しです。

 

何か普段と違うイベントがあれば、そこに連れていくのも良し・・・

 

お友達とトラブルになれば、その都度違いを教えるのも良し・・・

 

外国のお友達と触れ合える機会があれば、一緒に遊ぶのも良し・・・↓

www.jiritsusupport.com

 

様々な場面でこういった大切なことを教える機会はあるはず・・・

 

何でも繰り返し繰り返しです・・・

 

私がハンディキャップを抱えた息子を育てていて、一番大切に感じること。

 

それが「繰り返し」です。

 

何度でも何度でも何度でも・・・

 

諦めずに何度でも・・・

 

これは学力だけの話ではありません。

 

すぐに結果が思うように出なくても、親が子供を大切に想って、人生をかけて、一生懸命に大切なことを教える気持ちはいつかきっと届くはずです。

 

真剣な想いに勝るものはない・・・

 

人としてやってはだめなこと、人生で大切なことを愛情もって繰り返し諦めずに教える。

 

私はそんな強い気持ちを持って子育てをしています。

 

なぜって?

 

それは、みんなと支え合いながら生きていく人間になってほしいから。

 

ただ、それだけです。

 

結果は後からでもいい・・・

 

そう思って、これからも自分が大切に感じたことを子供たちに伝えていこうと思っています。