子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

【自信】のない子供たちが【自信】をつけるための方法~結果よりも過程を評価しよう!~

本日、夏休み最終日です!

 

お盆の旅行から帰ってきたあとは、基本的に勉強中心の生活を送っていました。

 

この夏休み一番頑張ったことと言えば・・・

 

やはり、息子が苦手なリコーダー練習でしょうか(^^)

 

普段からおなじみの教科の国語や算数はある程度基礎ができているため、日々の延長上といった感じですが、リコーダーに関しては3年生からの新しい取り組みでさすがにここまでは私も先取り教育はできていません。

 

正直、私の中では音楽よりも国語や算数の方が優先順位が高いため、この夏休みもどの程度リコーダーの練習に時間を割くのかを考えていました。

 

でも、自分の中で優先順位が低いといっても、息子にとったら学校を楽しく通うための大切な教科の一つで・・・

 

ましてや手先が不器用な息子にしたら、このリコーダーは何もしなければすぐに苦手意識を持つものになってしまいます。

 

下記のように過去記事にも書かせていただいた通り『完璧にできなくても、自分の中で一歩進めばそれでオッケー!』という考えのもと、一生懸命に取り組むことに。

諦めてしまったら、それは自分の中でずっと苦手な嫌なものになって、その授業がある度に憂鬱な気持ちになってしまうけど、こうして諦めずに一歩ずつでも進んでいくことによって、それが自分の中で自信となり《チャレンジしていく気持ち》に変わっていくんですよね。

 

別に下手でもいいんです・・・

 

この自分の中で「前よりもできた!」と感じることが、大きなステップにつながりますから(^^) 

 ※過去記事「【追記あり】苦手なことでも諦めない大切さ~完璧じゃなくていい!自分の中で一歩進めばそれでオッケー♪~ 」より引用

 

 

まだリコーダーは始まったばかり・・・

 

周りとの差も少ない今のうちに・・・

 

基礎を学習するこの時期に・・・

 

しっかりと時間をかけて、どこまでできるかをチャレンジしよう!と思いました。

 

このたくさんの時間がある夏休みだからこそ、このチャレンジを行うことができる・・・

 

というわけで、ほぼ毎日少しづつリコーダーの練習を諦めずに続けました。

 

 

 

その結果・・・

 

 

 

簡単な楽譜はほぼ完璧に(^^)/

 

普通のレベルはリズムが狂いますが、しっかり順番に音を出せています。

 

難しいものは、とてもゆっくりであればなんとか・・・といった感じで、最後まで「低いレ」を瞬時に出すことはできませんでした。

 

穴を抑える数が増えれば増えるほど、手先が不器用な息子はどこかにすき間ができてしまう・・・

 

変な力が入って指が曲がってしまうのと、穴の位置関係が指先に伝わっていないようですぐにたくさんの穴を抑えようとすると違う場所を抑えてしまうことが原因だと思います。

 

学校のリコーダーテストは私の感覚だと、数値で評価しないにせよ50~60点といったところでしょうか?

 

でも、簡単な楽譜ですら指の動きがたどたどしく、片手のみの音すらしっかり穴を抑えられずに上手に音を出せなかったところから始まって・・・

 

何度も何度も何度も何度も練習を繰り返した結果、それらを完全に克服して。

 

レベルが上がったものに対しても、スムーズでないにせよある程度曲を奏でられるようになって。

 

完全にできないのは「低いレ」のみ。

(今回の課題曲には「低いド」はありませんでした。)

 

もう、これは私の中では100点満点です(^^)

 

そう、学校のテストでは50点かもしれないけれど、私の中では100点・・・

 

この100点は『努力の100点』です。

 

 

 

テストは「できたか?できないか?」「正解か?不正解か?」で点数を付けられます。

 

でも、【頑張ってできるようになる】こともあれば、【頑張ってもそこまでできるようにならない】こともある・・・

 

この「頑張ったのにできなかった・・・」という気持ちが、子供たちの【自信】を失わせる原因になるのではないかな?と思います。

 

だからこそ、【結果】ではなく【過程】をしっかりと評価することがとても大切だな・・・と思うわけです。

 

その努力した【過程】をしっかりと評価された子供たちは、「また次も頑張ろう!」という気持ちになります。

 

でも、周りが【結果】ばかりに執着していつも学校の点数のみで評価をされる子供たちは・・・?

 

優秀な子はそれでもいいのかもしれない・・・

 

だけど、息子のように苦手なことが多い子供たちはどうでしょう?

 

【結果】ばかりで評価をされてしまうと、どんどん【自信】をなくしてしまいます。

 

だから、私がいつも注意していることは、【結果】よりもそれまでの【努力】をきちんと認めて褒めてあげるということ。

 

 

 

学校でもそんな❝努力の通信簿❞もあればいいなあ・・・と思うところですが、この【努力】というものは本当に人それぞれの感覚で基準も何もないですよね?

 

だから、そんな不透明な部分に対して【努力】を公の場で数値化してしまうのはやはりトラブルのもとになってしまうと思います。

 

また、先生たちもきっとテストの点数だけでなく、それまでの子供たちの姿を見て様々な声かけをされているのではないかなあと思います。

 

 

 

でも、子供たちは分かりやすいテストの点数に意識がいってしまいがちで・・・

 

だから、そんな子供たちを身近で見ている私たち親が「学校では〇〇点だったけど、お母さんにとったら〇〇点だよ(^^)」と分かりやすく【子供たちの努力】を伝えてあげることによって、「頑張ったのにできない・・・」といったマイナスの気持ちが少しでも減るのではないかな?と思いました。

 

もちろん、【努力】を数値で表す必要もないのですが、我が子たちはこの分かりやすい表現を使うとけっこう喜びます(^^♪

 

この【努力】を評価する方法はこうやって数値化するだけでなく、「毎日続けられてすごいよ!」とか「指が痛くなってもよく頑張ったね!」とか「初めよりもこんなにできるようになったよ!」とか様々な表現方法があると思います。

 

【結果】だけを見て大切な自信をなくしてしまうのではなく、このように【過程】をしっかりと見てむしろその努力を自信に変える・・・

 

これは子供たちだけでなく、私たち大人にとってもとても大切なことなのではないかな・・・と思います。

 

例えば私の場合、「息子が健全に自立ができなかったら、私はだめな母親なのか?」・・・

 

今後思うように学力が上がらないかもしれないし、私の教育方法がマイナスに働いていく可能性だってあるんです・・・

 

将来なんて分からない・・・

 

けれど、【結果】がどうなるにせよ、私は今までも今も一生懸命に子供たちと接してきています。

 

だから、【結果】が悪くても胸を張って「頑張りました!」と言えると思います(^^)

 

 

 

人生【結果】が全てではありません。

 

その都度いろいろと試行錯誤をして、どう生き抜いていくのか・・・

 

そのために必要な【努力の評価】・・・

 

私は自分の子供たちに対しても、自分自身に対しても、【結果】よりも【努力】の評価をしっかりとしていきたいと思っています。

 

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