子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

子供が集中して勉強する方法~「集中」=「楽」をしっかりと経験させよう~

子供って勉強をする時、ボーっとしたり、ダラダラしたり、ちょっと分からないとすぐにやる気を失くしたり・・・と、なかなか集中できないことも多くないですか?

 

もっと集中して勉強してほしい!

 

今日はそんな親御さんの希望を叶える簡単な方法をお伝えしようと思います。

 

『子供が集中して勉強する方法』の考え方はいたってシンプルです。

 

結論から申し上げると・・・

 

勉強はダラダラやるよりも集中した方が楽!ということを学ばせる❞

 

ということ。

 

ただ、これには少し準備が必要になってきますので、その方法に行きつくまでの道のりをご紹介します。

 

 

◇準備 その①

まず、子供たちが辛い勉強を行っていくには「何のための」「誰のための」勉強なのか?を具体的に教える必要があります。

 

ただ、やみくもに「将来のために頑張りなさい」では頑張れません・・・

 

そこを、私の場合は以下の記事のように、具体的に子供たちに教えました。↓

www.jiritsusupport.com

 

◇準備 その②

決まった時間にある程度決まった量の勉強を習慣化する。

 

わが家の場合は、朝一学習と休日の学習を決まった時間に行っています。↓

www.jiritsusupport.com

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勉強を習慣化することにより、気持ちの負担を減らすこともできます。↓

 

「もう疲れた。やりたくない。」=やらなくていい、という判断をする前に、どのようにしたら出来るようになるのかを試行錯誤し工夫していくことによって、後ろ向きだった気持ちが前向きになることだってあるのです。

 

我が家ではこんなことがありました。

息子が幼稚園までの土日祝などお休みの日は、特に意識をした学習はせずに遊びや体験を通じた学習を行っていました。そして、小学校に入ってから、お休みの日の午前中に苦手分野の学習をする時間を設けたのです。  

 

もちろん、最初はとても嫌な顔をして「やりたくない」と言っていました。苦手なことだからなおさらです。それでも、苦手なことを投げ出さずに少しづつ努力をすることによって、少しづつでも身になってきた過去を一緒に振り返り、今努力していることがどのように未来につながっていくのかを説明したうえで、毎週毎週ぶれることなくやってきました。

 

得意なことを伸ばすことも重要なことですが、苦手分野が多い息子にとってすぐに諦めてしまうことは将来のマイナスにつながってしまうのではいかと考えたのです。

 

すると、どうでしょう。毎回毎回「嫌だな。やりたくないな。」と重苦しい顔で言っていたにも関わらずに、それが「また、やるの?」に変わり、そして「また、やるよね?」に変わり・・・そして、そのうち「時間だよ~」と声をかけただけで机に向かってくれるようになりました。

 

もちろん、まだ毎回すんなりとまではいきませんが、前のような重苦しい顔はなく、できなかったことができるようになった時は一緒に喜び、きちんと習慣にすることができました。習慣にするまでの過程は大変ですが、習慣にすることができれば、同じことをやっていても気持ちの負担が減るのです。そして、更に実力もついていく。そんな過程が自信にもつながり、困難を乗り越える力を後押ししていくのではないでしょうか。

※「教育虐待について考える その①~忍耐力を伸ばす大切さ、教育に必要なのは大人の手助け~ 」より引用

 

現在は、ほぼ完全にこの決まった時間に課題を行うことを当たり前とする領域まで持っていけたので、子供たちもその時間帯に机に向かうことに抵抗を示さなくなりました。

 

ひとまず、この二つの準備が整えば、今回の『子供が集中して勉強する方法』の作戦が決行できます。

 

 

 

上記のように、子供たちが勉強する目的を理解し、勉強することを習慣化できたとしても、毎回毎回すんなり集中して自ら前向きに取り組むことはできません。

 

だって、勉強って本当に大変ですよね・・・

 

「学ぶことは楽しいこと!」と思えたら楽なのですが、それはあくまでも理想論・・・

 

そんな素敵なことを言えるのは様々な学習を自分のものにしてきた大人たちか、よっぽど意欲的な子供だけでしょう・・・

 

だから、大多数の子供たちはなんとなく勉強って必要なんだなと頭では理解ができていても、結局は日々立ちはだかる勉強の苦難にのまれてしまうわけです。

 

でも、そこを何とか乗り切ってほしい・・・

 

そう私たち親は願っている・・・

 

 

 

では、ここからが本題です。

 

どうやったら、子供たちが集中して勉強してくれるのか?

 

まず、上記の準備を土台として、次にやることは・・・

 

勉強の時間にダラダラして集中していなくても、やるべき課題は必ずその時にやらせる。

 

ということ。

 

すると、集中していないので、とにかく「時間」がかかるわけです。

 

そうなると、どんどん「疲れ」がたまっていく。

 

結局、最後やるべき課題が終わった頃には「もうぐったり・・・」という感じになります。

 

また、別のとある日・・・

 

勉強に前向きで調子のいい日もある。

 

すると、集中力も高まり、同じ量の課題を「短時間」で終えることができます。

 

 

 

このように、「集中できない日」も「集中できる日」も同じ量の課題を行うことによって、気持ちの面でも時間の面でも大きな差が生まれることを経験させます。

 

つまり、集中すれば気持ちも楽で時間も早く終えることができるけれど、集中しなければ気持ちも疲れて時間も多くかかることを学ばせるのです。

 

 

このことを何度も経験した息子と娘は「集中しないと余計に疲れるよ」という私の一言で、集中力を高めることができるようになりました。

 

また、子供たちが勉強に後ろ向きな時には「30分集中してやるか、1時間ダラダラやるかどっちがいい?」と本人に選択させることによって、「30分頑張る!」と集中して行うことができています。

 

この選択権を与える方法は、大切な行動を決めさせる時やこのような勉強の時にも使うことができるんですね。↓

www.jiritsusupport.com

 

少しやり方が強引な部分もありますが、選択権を与えることによって「自らの意思で行う」という定義を作ることができます。

 

少しでも親にやらされている感を減らすための私なりの工夫です。

 

 

 

今回の方法は少しスパルタ的な要素もあると思います。

 

でも、いつも優しく、子供たちに負担をかけず、理想通りに学習を進めていければいいのですが、現実的にそれは不可能です。

 

その時は大変でも、その後プラスに働く可能性の高い方法については、私はどんどん積極的に取り入れています。

 

理想だけでは子育てはできません。

 

だから、こういった「ちょっとかわいそうかな?」というやり方でも、私は自分の考えをしっかりと持って行っています。

 

その結果、勉強を習慣化することもでき、集中力を高めることにも成功しています。

  

 

 

勉強を継続させる・・・

 

これはひとつの方法では不可能なため、私は本来の勉強する目的を土台として、「楽しみながらやる方法」も「ご褒美的な方法」も「ちょっとスパルタ的な方法」も「無意識の働きかけの方法」も全て取り入れて行っています。

 

発達凸凹の息子を教育していくには、それだけの方法を使っていく必要が出てくる・・・と言った方がいいのかもしれません。

 

ひとつでも多くのことを学び、ひとつでも多くのことを吸収してほしい・・・

 

そして、大きくなった時に、本人が選択できる道を増やしてあげたい・・・

 

そんな、私の気持ちが勉強方法に対する思いを強くしています。

 

どうやったら、勉強に前向きになれるか?

 

どうやったら、勉強を習慣化することができるか?

 

どうやったら、勉強に集中することができるのか?

 

今回は、そう真剣に考えてきた私なりの方法のひとつをご紹介させていただきました。