子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

《できる子》と《できない子》の教育方針の違い~その子にとって何が不足しているのかを見極める~

先日、娘の【大癇癪第二弾!】がありました。

 

【第一弾】はこちら↓

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今度は算数ではなくて、国語です。

 

現在、小学校1年生の娘がやっている公文国語はCⅠの中盤。だいたい小学校3年生レベルです。

 

つまり、算数も国語も同じレベルで進んでおり、学力のバランスがとれていることが分かります。

 

今回の大癇癪の原因も❝すらすらと問題が解けないから❞です。

 

前回の算数のときと同じ理由です。

 

そう、今まで何でもすらすらと簡単にこなしてきた娘は、ちょっと自分ができないだけで気持ちを壊してしまう・・・

 

しかも、学習内容はゆっくり考えれば分かる問題・・・

 

過去記事にも書かせていただいた通り、娘がイライラしているのはその【問題】ではなく、【疲れ】や【その時の気分】なんです。↓

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たしか、この時は公文の国語に取り掛かる前は自由時間だったので、疲れはそんなになかったはず・・・

 

でも、この❝すらすらと簡単にできない❞ことがイライラしていく原因だったのだと思います。

 

そして、イライラがどんどん大きくなって、また声を荒げ始めました。

 

「お母さん!分かんないよ(怒)!!!」

 

「もう一回、最初から読んでみたら?」

 

「何回も読んだ!!!ぎゃああああああ!!!」

 

ここからは、長いので省略します(笑)

 

 

 

私はいつものように共感してみたり、優しくしてみたり、「一緒にやる?」と声をかけてみたり、あれやこれやと娘に働きかけてみました。

 

でも、どれも不発・・・

 

全く泣き止みません・・・

 

私にくっついて泣く娘の涙で洋服はぐちゃぐちゃ(^-^;

 

さすがに私も疲れてきて、イライラしてきました・・・

 

途方に暮れて「今日はもういいよ。一旦やめよう。」と言っても、

 

「やめない!!!うわああああん!!!!」

 

え・・・じゃあ、どうしろと?

 

「頑張ろう!」と言っても「今はやめよう!」と言っても、両方だめ・・・

 

自分ができないことに弱すぎる・・・

 

しかもよく考えたら分かる問題なのに、すらすらできないからって・・・

 

そう、娘は本当に良く【できる子】だったので、この【できない】に全く慣れていないのです。。。。

 

 

 

 

そんな八方塞がりのときに、急に息子が陽気に歌い出しました。

 

「おっへそから~お〇っこが出て~♪背中から~う〇ちが出て~♪♪」

(下品ですみません(-_-;)・・・)

 

 

すると大癇癪を起こしていた娘が・・・・

 

 

「うわああああん!うわあああん!・・・うわああはははははははは(^^)♪♪」

 

と泣きながら笑い始めました!

 

「すごい!すごいよ!〇〇(息子の名前)!!泣き止んで笑ってるよ!!!」

 

そこから、娘は一気にご機嫌に(笑)

 

今までのは何だったんだろう・・というくらいに(笑)

 

やっぱり【おふざけ】パワーはすごいですね(笑)↓

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そして、落ち着いてから再び公文の国語に取り掛かったところ、やはり少しのヒントですぐに問題を解くことができました。

 

 

 

でも、娘の心の中にはまだ不安が残っているようで、「次の公文の教室日にまたできなかったらどうしよう・・・」と言うんです。 

 

「できなくてもいいんだよ。できないことがあるのが当たり前なんだよ。」

 

「みんな最初は何だってできないよ。」「時間がかかっても、全部バツ✖でも大丈夫だからね。」

 

「諦めないでゆっくりやっていれば、また今の問題も簡単になると思うよ。」

 

「でも、全部ができるようになるわけじゃないよ。みんな誰だって【できること】と【できないこと】がある。」

 

「だから、〇〇(娘の名前)も【できないこと】があってもいいんだよ。」

 

 

 

 

そう、私が今まで何でもできてきた娘に一番言いたいことは・・・

 

できないことがあってもいい!

 

ということ。

 

 

 

世間一般的には❝【できる】を積み重ねて自己肯定感を高めましょう❞という教育方針が主流だと思います。

 

でもこれは息子のような【できること】が少ない子を対象とした教育方針かなと思います。

 

娘のような何でもできてしまう子供たちに一番必要なのは、「できなくても大丈夫だよ。」ということをしっかりと教えること。

 

これをきちんと身に付けなければ、今後自分が苦しくなるのが目に見えています。

 

だから、それも経験するために娘に公文を習わせました。

 

 

 

❝できる❞を積み重ねるのではなくて❝できなくても大丈夫❞を積み重ねる・・・

 

 

これが、息子と娘に対する私の教育方針の違いです。

 

その子に対し、何が足りないのかをしっかりと判断する。

 

そして、それぞれの足りない部分を補えるような声かけや対応を行う。

 

そもそも、《できる子》と《できない子》という線引きをすることはとても難しく、みんなそれぞれに得意や不得意があります。

 

今回私があえてそういった言葉を使ったのは、未熟児で産まれハンディキャップを負った息子と、健常児で産まれその中でも得意なことが多かった娘に対して感じたことを書いております。

 

もちろん、どの子にもその❝できるを積み重ねる❞と❝できなくても大丈夫を積み重ねる❞という方針は、その都度どちらも必要なものになってくると思います。

 

 

 

だから、【子供の教育】といっても千差万別なんです。

 

その時その時、一人一人によって気にしてあげる部分が異なってくる・・・

 

まだまだ私も手探りではありますが、息子と娘の能力や性格などに合わせて、ひとつの考えに固執せず、さまざまなアドバイスを取り入れて一生懸命に二人に合わせた教育を行っていきたいと思っています。