個人面談に行ってきました 娘編~優等生の心のケア 《平等な愛情》と《偏った意識》~
昨日の続きです。↓
同じ日に息子の面談と娘の面談がありました。
さて、次は娘の教室へ向かう私。
娘は定型発達の元気な女の子。私は気軽に教室へと足を運びました。
ただ、今回は息子の面談よりも、自分の中で❝気づき❞が多い面談となりました・・・
早速教室に入り、先生に挨拶をして、面談が始まりました。
「さっき、〇〇ちゃん泣きながら筆箱がないと取りに来ましたよ(^^)」と先生。
午後は息子と娘の面談があったため、二人は小学校の預かりに入れており、そこでの宿題タイムの時に筆箱がないことに気づいて、スタッフの方と探しに来たとのことでした。
やっぱり、自分の【できないこと】や【失敗】に対して弱いですね。↓
でも、大丈夫。これは、上記記事のように私も感じていたことなので、ゆっくり時間をかけて、❝できなくても失敗しても大丈夫❞を練習していこうね!
そして、面談は特に何も問題なく進んでいきました。
「いろいろな子たちと仲良く、お友達関係は問題ありませんね!」
「お勉強もよく理解ができていて、学力も問題ありませんね!」
「ただ、ちょっと本人もすぐに気づくようなケアレスミスがありますね。」と。
そこで、私は「そうなんです。公文が割り算まで進んでいるので、足し算の時にたまに掛け算が混ざってしまうようで・・・まだ、しっかり四則計算が定着していないので、こうして学校で振り返りができるととても助かりますm(__)m」
「実はこの公文・・・息子は未熟児で産まれて知的障害と言語発達遅滞があったので、一生懸命に療育をして、❝できるように❞をめざして入れたんですが、娘の場合は何でもできてしまうので、❝できなくてもいんだよ❞を身に付けるために始めたんです。二人とも飛び抜けた学力を身に付けてほしいという意図ではなくて・・・」
上記記事「《できる子》と《できない子》の教育方針の違い~その子にとって何が不足しているのかを見極める~ 」のように、私は先生に説明をしました。
すると、先生は・・・
「お兄ちゃんのこと、初めて知りました。そうか・・・実はちょっと気になることがあったのですが、少しつながった気がします。」
「まず、毎朝『健康チェック』があって、子供たちが自分の体調を言う時間があるのですが、最初の一カ月〇〇ちゃんはいつもどこかが痛いんです。本当は痛くないのに、いつも「頭が痛い」とか「お腹が痛い」とか言っていて・・・そういう日が続いたので、しばらくして、痛くない時は「元気です!」と言っていいんだよと教えたら、次の日から毎日「元気です!」と言うようになりました(^^)」
「また、「今日学校であったことをお家の人にも教えてあげてね~」と言った時に、〇〇ちゃんだけ「やだ~」と言ったんです。何でもよくできる子なのにめずらしいな・・・と思っていて。」
「でも、今お兄ちゃんの話を聞いて、〇〇ちゃんは注目されたり、構ってほしかったのかな?と少し感じました。」と。
なるほど・・・・
注目されたり、構ってほしい・・・・
娘はよくふざけることもあるので、単におもしろくてやっていたのかもしれません。↓
でも、この先生の❝注目してほしい構ってほしい❞という言葉に私は大きく揺さぶられました・・・
私と娘は普段の生活で息子よりもスキンシップが多かったり、会話が多かったりします。
それは、娘はとても甘えん坊さんでしょっちゅう私にくっついてくる子なんです。
だから、娘が寂しい思いをしていることはないと思っていました。
私の子供たちに対する【愛情】はどちらも全く引けを劣らないくらいに平等です。
下記記事の最後にその思いが書かれています。↓
でも・・・・私の【意識】は基本的に息子に向かっている・・・
《障害児》の息子と《健常児》の娘・・・
《問題児》の息子と《優等生》の娘・・・
《できない》息子と《できる》娘・・・
表現は悪いですが、極端に表すと息子と娘はこんな感じです。
【愛情】は全く同じでも、【意識】はどうしても手のかかる方へ向かってしまうんです・・・
きっと、これはいくら努力をしてもこの【意識】が平等になることはないと思います・・・
娘の学校での発言や家での甘えん坊の性格は、もしかしたらこの私の【意識】の違いが関係していたのだろうか。。。
私は心理学には全く詳しくないので、本当のところは分かりません。
こんなに難しく考えなくても、単なるもともと持っていた【性格】で片付けられる問題なのかもしれません・・・
娘のそれらの行動がどうであれ、私の中で❝平等な愛情❞と❝偏った意識❞に気づいてしまった・・・
こうした、一見特に何も問題がない子は自分の力だけでやっていく環境に置かれることが多いです。
だから、そんな子たちも「私も僕も見てほしい・・・」と言った気持ちがあるのかもしれない。
本人がその気持ちに気づいていなくても、もっと深い部分で何かしらの行動に影響がでているのかもしれない・・・と思うようになりました。
基本的にいつも何でもできて、いつも明るい娘・・・
いつかその私の【意識】の違いに気づいて寂しくなってしまわないように、できる限りしっかり娘にも目を向けよう・・・
そんなことを感じた娘の面談となりました。