『究極の優しさ』キーパーソンの覚悟~究極の苦しみを経験している人は人に優しい~
もう、このブログで何度も出ていますが、今回は私のキーパーソン中心のお話となります。
そのため、まだ下記の記事を読んでいらっしゃらない方は、必ずそちらを読んでから今日の記事に進んでください。↓
ある時、お姉ちゃんがこんなことをお母さんに言ったそうです。
「お母さんが悲しむ必要なんてないんだよ。」
「私はこのまま体の不調に耐えたまま死んでいくのを覚悟してるから。」
「もう、私は運命を受け入れているんだから、お母さんがいろいろ思うだけ損だよ。」
「そういう時間って、本当にもったいない。」
「だから、お母さんは元気でいればいいんだよ。」
・・・・・・
え?何?・・・・
なんで、そんなに強いの?・・・・
どうして?
なぜ、そんなことを落ち着いて言えるのか?
もう、何十年も一緒に生きてきたから、その言葉が表面的な言葉ではなくて、心底そう思っている言葉って分かってる・・・
だからこそ、私もその言葉に心から震えるものがある。
これは、もう終わりが見えているから発した言葉ではなくて、終わりはまだまだ見えていないんです。
いつ終わるかも分からないゴールへ向けて、この体の不調を耐え続けると・・・
私のことは気にしないで、自分の人生を楽しめと・・・
もう、ここまでくると、本人としては終わりを教えてもらった方が楽なんです・・・
いつまで続くかも分からない不調を抱えたまま、日々の生活を送るのって壮絶です。
拷問です。
でも、お姉ちゃんは取り乱すこともなく、至って冷静・・・
この世の中に魔法があれば・・・
そんなことすら思ってしまう・・・
もし、お姉ちゃんの不治の病を治すことができたら・・・
そしたら、たくさんの人々を救える偉大な人になるのに・・・
って、今でも十分、周りの人たちは救ってもらっているか・・・
もし、こうだったら?
もし、こうなったら?
・・・・・・
あっ、私がこう考えていることも、お姉ちゃんは望んでいないんだ。
私は元気でいればいいんだ。
ちょっと、お姉ちゃんのレベルが高すぎて、たまについていくのが大変な時があります(笑)
そういえば、ずっと前に子供たちと一緒に遊びに行った時、お姉ちゃんはこんなことを言っていました。
「二人(息子と娘)の大変なことを、全部吸い取ってあげるから(^^)」
「私はそういう役割で大丈夫だから(^^)」
「だから、人生楽しむんだよ(^^♪」
・・・・・・
そんな役割なんてないよ・・・
悪いことを吸い取るなんて、どんな役割?!
・・・・・
でも、お姉ちゃんはそれだけ❝みんなの幸せを願っている❞ということ。
しかも、心の底から・・・
自分はすごく苦しいのに・・・
だから、せめて私はお姉ちゃんの願いを叶えたい・・・
だから、自分がそして子供たちが毎日幸せに暮らしていけるように、勉強も頑張って、遊びも頑張って、その都度真剣に気持ちをコントロールしています。
もちろん、お姉ちゃんのためだけでなくて、それは自分たちのためでもあること。
だから、そんな簡単に潰れるわけにはいかないんです。
どんな時でも気持ちを前に持っていけたもの勝ちです。
お姉ちゃんと一緒にいると、どんなことでも大したことないと思ってしまう。
だから何かあっても「このくらい大丈夫♪」って笑っていられる。
前回の記事のことだってそうです。↓
わが家にとったら、そんなこと全然痛手にもならない。
もちろん、その都度「大変だな・・・」「苦しいな・・・」と思うことはあるけれど、お姉ちゃんがいるからこそ踏ん張ることができるし、何より家族がみんな強い。
わが家は「何があったら潰れるのかな?」って思ってしまう程・・・
だから、私はみんなのパワーをもらって、日々一生懸命に頑張っています。
そうやって、ここまで人生を歩んできた私。
だから、これからも「どんなことでも乗り越えられるんじゃないかな?」という気持ちすら芽生えてくる・・・
究極に苦しい人が前を向いているってすごいことなんですよ。
さらに、その人が『究極の優しさ』をくれるんです・・・
もう、すごいパワーなんです。
だから、そんな人が身近にいるのに、ちょっとやそっとのことで負けていられないんです。
このパワーがあればどんなことでも乗り越えていける・・・
だから、これからもそのパワーを発信していきます。