子供の幸せを願って

~未熟児で産まれ、知的障害・言語発達遅延を患った息子の成長において私ができること~

ご近所付き合いから得るたくさんのプラス~PTA活動の必要性を考える~

先日、夕食前あたりの時間帯・・・

 

突然、家のチャイムが鳴りました。

 

「宅急便かな?」

 

インターフォン越しに確認をすると、そこには同じマンションに住む子供たちのお友達とそのママが(^^)

 

わが校は、学校をお休みする時の連絡は近所の子に連絡帳を持っていってもらうという流れがあるので、てっきりそれかな?と思いました。

 

「明日、学校休み?体調大丈夫?」

 

すると、そのママが「もう使わない文具とかがたくさんあるから、良かったら使って~」と(^^)

 

「フィリピンに寄付もしたんだけど、漢字ノートとか百人一首のカルタとかは使わないから~」と。

 

実はそのママは以前にも話に出てきたフィリピン出身の方で、本当にいつもよくしてくださっているんです♪↓

www.jiritsusupport.com

 

そのフィリピンママのお子様はもう小学校5年生なので、小学校1年生と3年生の私の子供たちでいらなくなった文具などを使ってほしいと。しかも全て新品。

 

本当にいつもありがとうございますm(__)m

 

私はそこでそのまま帰ってもらうわけにはいかないと、そのお友達に数種類のおせんべいやお菓子を持っていってもらいました。

 

 

 

まさにギブ&テイクですね。

 

何かをしてもらうと、何かを返したくなる・・・

 

そして、お互いが気持ちの良い関係を築いていける・・・

 

もちろん、相手も私も何か見返りを求めてやっているわけではないんですよね。

 

それでも自然にこのギブ&テイクが成り立つんです。

 

これは、【物】の話だけではなく、過去記事にも書かせていただいたように、【気持ち】に対しても同じことが言えますよね。↓

www.jiritsusupport.com

 

相手が優しくしてくれたら、自分も優しくしようと思う。

 

相手が頑張ってくれたら、自分も頑張ろうと思う。

 

相手が何かをしてくれたら、自分も何かをしようと思う。

 

このギブ&テイクの気持ちは子供たちに言葉で説明をするのではなくて、実体験の中からどんどん感じていってほしいなと思っています。

 

 

 

また、別の日にはこんなことがありました。

 

小学校1年生の娘が学校帰りに近所のお友達と約束をしてきて、「お友達のマンションの下で遊ぶ」と。

 

うーん、マンションは遊ぶ場所じゃないんだよな・・・

 

そこで私は、そのお友達のママとは学校の地区パトロールで面識もあったので、我が家で遊ぶことを提案しました。

 

娘が入学して約3か月経ち・・・徐々にお友達同士で遊ぶ約束をしてくるようになって、その子が我が家にくるのは初めて。

 

とても楽しそうに仲良く遊んでいました。

 

5時になって、自宅まで送り届けて・・・

 

すると、そのお友達のママは「次はうちに遊びにきてください(^^)」と。

 

これもギブ&テイクですね!

 

そして、早速数日後に娘はそのお宅に遊びに行かせてもらいました♪

  

 

ここで感じたこと・・・

 

❝人と人とのつながり❞はとても大切であるということ。

 

みんなが思いやり助け合うことで、更に充実した楽しい毎日を送れることができる。

 

 

 

賛否両論あるPTAという学校の組織。

 

私も実際入学して関わるまでは、いや関わってしばらく経ったあとも、負担が多くて大変だな・・・と思っていました。

 

でも、1年・2年と経っていくうちに、このPTA活動によってたくさんの❝人と人とのつながり❞が生まれていることを実感しました。

 

そのフィリピンのママとここまで仲良くなったきっかけもPTA活動を通してでした。 

 

同じ地区の方と挨拶をするようになったきっかけもPTA活動です。

 

私はさまざまな事情からPTA役員には所属しておりませんが、この❝人と人をつなげる❞PTA活動に対し、初めの印象とは全く違った印象を持つようになりました。

 

そして、学校に関わるたくさんの人たちがつながっていくことによって、子供たちの安全が守られたり、子供たちの娯楽や教育の場が増えたり、それが子供たちだけでなく私たち保護者のプラスにもつながっていくのかな・・・と思うようになりました。

 

もちろん、PTA活動を通さなくても、❝人と人とのつながり❞はたくさん生まれます。

 

でも、普段接する機会がない人たちともこういった輪を作ることができるのは、とても素晴らしいことだと思います。 

 

 

幼稚園までは園に行く用事や行事も多く、また基本的に子供だけで行動することはないので、保護者同士がつながる機会がたくさんあります。

 

そのため、みんなで集まってランチをしたり、みんなで公園で遊んだりして・・・

 

そういった場で育児の相談や提案が生まれ、それがまた子供たちにプラスとなって返っていく。

 

でも、小学校は学校へ行く機会も少なく、子供たちが親を離れて行動する機会が増えるため、保護者同士また地域のつながりが少なくなる傾向があります。

 

この❝人と人とのつながり❞を作るために、とても大きな力を発揮するPTA活動。

 

もちろん、幼稚園にもこういった組織は存在します。

 

❝人と人とのつながり❞を作るだけでなく、こういった組織は幼稚園や学校と協力し助け合うことで、よりよい子供たちの生活の場や教育の場を作りあげようとしているのです。 

 

全てがみんなのため自分たちのためになっている。

 

もう、「直接関係ないから・・・」といった具合ではなくなってくるかな、と思います。

 

 

 

もちろん、仕事をされているお母様、介護や乳幼児の育児、その他事情がある保護者の皆様にとって大きな負担となっていることも事実です。

 

では、これらのプラスになることも多いPTAをなくすのか?という話になってしまうのは、少し極端かな・・・という気もします。

 

それではそれらの負担をどう振り分けるのか?

 

この線引きはとても難しいです。それぞれの事情がそれぞれすぎて、はっきりと線を引くことができない・・・

 

だからこそ、やはりここで必要となってくるのが『思いやり助け合いの精神』かな?と思っています。

 

我が校の場合は《1児童につき1回は何か委員をやる》というルールが設けられています。ただし、もちろん強制力はなく、そう謳っているだけです。

 

それでも、ほぼ全員の方がこの「平等に・・・」という内容に賛同し、時間をやりくりしてPTA活動に参加をされています。

 

そこで必要となってくるのが、小さなまとまりになった本部の役員や様々な委員会の中で、その都度それぞれの状況を踏まえながら負担の割り振りを気持ちよく行うことができれば、とても素敵な活動になるのではないかな?と思いました。

 

 

 

私は現在地区委員の委員長をしており、そこには私を含め9人の地区委員の方が在籍をしております。じゃんけんで負けました(笑)

 

委員長の仕事は他の地区委員の方よりも膨大です。でも、私は病気の姉に会いにいくため、家の手伝いをするために、土曜日はよく子供たちを連れて実家に帰っています。

(キーパーソンのカテゴリの記事にて、少し書かせていただいております。)

 

その事情を知った地区委員の方たちは、土曜日の仕事を全て自分たちで振り分けてくださいました。

 

また、他の人もたくさんの事情があるため、その都度できる人がやれる内容を行い、また事情がある人も自分たちができることは精一杯参加することによって、みんなが気持ちよくPTAの活動に取り組むことができています。

 

まさに、❝思いやりと助け合いの精神❞です。

 

PTA活動だけでなく、この❝思いやりと助け合いの精神❞はみんなが気持ちよく生活していくために必要なとても大切な気持ちだと思います。

 

このPTA活動の仕事をより効率化させ、それぞれの負担も減らしながら、この❝思いやりと助け合いの精神❞をしっかりと持って活動することによって、よりよいPTAの組織が作られていくのではないかなと感じました。

 

また、目先の活動だけに目を向けずに、こういったその先にあるプラスを積極的に伝えていくことによって、一人でも多くの方が気持ちよくこのPTA活動に参加することができるようになるのではないかな?と思いました。