防災訓練に行ってきました!~言葉と体験の密接なつながりと質問することの重要性~
今日は近くの公園で行われた防災訓練に参加してみました。
普段なかなか体験することのできない機会。少しでも多くのことを経験し、それに言葉を添えてあげることによって、その言葉の理解を深める。
いつも私が大事にしている、言葉と体験の密接なつながり。
【防災訓練の主な内容】
①避難訓練
②初期消火訓練(消火器の実体験)
③応急手当訓練(心肺蘇生法の練習・AEDの使い方)
④バケツリレー
⑤放水訓練
避難訓練は学校で行うような内容でしたが、②~④は消火器を実際に使用したり、心肺蘇生法では心臓マッサージの練習をしたり、バケツリレーではみんなで力を合わせて火の元を消したり、放水訓練では実際のホースを使った大規模な放水を間近で見ることができ、子供たちにとってとても貴重な経験となりました。
息子も娘もとても興味津々で消火器訓練は、2人とも2回づつ行っていました(笑)
その都度、素人に分かりやすく説明をしてくださった消防の方々、本当にありがとうございました。
私自身、初めて知る内容も多く、今回の訓練は子供たちにとってとてもプラスになったと思います。
初めて知る言葉も実際の状況と照らし合わせることによって、子供たちは1つでも2つでも多くのことを理解できたのではないでしょうか?
ここで私が感じたこと。
質問を問われた時、自ら質問をすることがなかなかできない子供たちがいるということ。特に息子の場合は、質問自体が思いついていないと思います。
そこで、私が質問をする。
疑問に思うことはこういうことだよ、と子供たちにその姿を見せ、その解答によって更なる知識をつけることができるという一連の流れを教える。
まずは大人がそのお手本を見せてあげることによって、子供たちにどういうことが疑問に思うのかを考えさせ、それを繰り返すことによって、自ら疑問を持てるように促す。
これは、とても大事なことだなと思いました。
『分からないことが分からない』という子供たちはたくさんいるのではないでしょうか?
だから、普段の生活から「何か分からないことはある?」「なんで、これはこうなんだろう?」と問いかけ練習していく必要があると感じました。
分からないことは恥ずかしいことではない。
分からないという気持ちから、たくさんのことを学んでいける。
分からないと思うことは、とてもすばらしい能力。
だから、分からないことは、どんどん口に出せばいい。
きっと誰かが教えてくれるから・・・
ざまざまなことに疑問を投げかけ、更なる知識を上げていく。
これはとても大切な力だと思います。
子供たちだけでなく、日本人の特性なのか大人たちも積極的に疑問を口に出すことが苦手な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
特に公の場などは強くそう思います。
また、私もその中の一人です。
だから、まずは個々が感じる疑問を口に出すことを心掛け、社会全体が分からないことはどんどん発信して良いという風潮を作っていくことによって、子供たちの未来も大きく変わっていくと思いました。
また、バケツリレーでは「バケツリレーって何?」「バケツを持ってリレーするのかな?」と頭の中がハテナだらけの息子と娘。
私的には、待ってました!の言葉(^^)
そう、やったことがないから分からない。やったことがないから、今までの自分たちの経験の中から情報を引き出し「バケツを持ってリレーする」という発想に結びつく。
だから、やったことのないことを経験しに来たんだよ☆
その後は炊き出しのわかめご飯と豚汁をいただき解散となりました。
この「炊き出し」だってそうです。子供にとって知らない言葉。
炊き出しのご飯を実際食べることによって、「炊き出し」という言葉のイメージがつく。
そして、それが文章で表現された時に、その言葉を理解して読むことができる。
言葉は言葉で説明されるよりも、体験することによって学んだ方が理解が深まるのです。
だから、私は息子のため娘のために経験や体験を重視しています。
でも、全てが実際に経験できるわけではありません。
そこで、テレビや動画や写真や絵の力を借りる。
言葉を理解してもらうためには、そういった言葉以外の刺激がとても有効だと思っています。