価値観の国境を越えませんか?後編~少数派の素敵なエピソード(^^♪~
昨日の続きです。↓
今回も【一人自転車】を中心にお話を進めていきたいと思っています。
昨日、「子供の管理」について❝国によってスタイルが全く違う❞ということを書かせていただきました。
例えば、私がずっと悩んでいた【息子の一人自転車】は私が日本に住んでいたから、また自分の地域に住んでいたから発生した悩みであることが分かります。
もし、私がバンクーバーに住んでいたらこの悩みは発生しないわけです。
なぜなら、12歳までは大人が付き添うから。↓
【世界の子育て:カナダ】日本との違い多数! 子供は外出禁止も | 子供とお出かけ情報「いこーよ」
住んでいる場所によって、また周りの環境によって、「悩み」が「悩み」ではなくなるんですね。
また、『価値観というものに正解も不正解もない』ということを、改めて思い知らされるわけです。
私が長い間、モヤモヤしていた【一人自転車】・・・
実は、こんな素敵なエピソードがあるんです・・・
まだ、息子と娘が幼稚園だった頃。
幼稚園で同じクラスのママさんがこんな話をしていました。
「息子はまだ一人で自転車乗らせていないよ~(^^)」
当時、その息子さんは小学校4年生。(下の子が娘と同級生だったんです)
「友達と遊ぶ時、どうしてるの?」
「走ってるよ!」と(笑)
「息子くんに文句言われない?」「お友達の反応は?」
「全然、大丈夫(^^)息子には「お母さんのおかげで、走るの早くなったよ~♪」って感謝されるし、お友達も息子はそういう子って思っているから至って普通だよ(^^♪」と、終始笑顔で話してくれました。
え?感謝??・・・文句じゃなくて感謝?!
この時、私の【普通】が覆されました。
「いつ一人の自転車、解禁するの?」
すると、全く躊躇せず「まだ、当分先かな(^^♪」ってまたまた笑顔(笑)
そこに迷いはありませんでした。
当時、子供たちをお風呂に入れるのも一苦労だった私は「お風呂の度に「やだ~」って言われる(^-^;」と話すと・・・
「そうなの?!うちはすんなり(^^♪」と。
どうやったら、そんなにスムーズに子育てできるんだろう?!と私はプチパニックです(笑)
もう、私はその親子に興味深々で(笑)
しばらく、そのママさんとは付き合いがあるのですが、やっぱりいつも笑顔・・・
更に、自分の考えをしっかり持っていて自信がある・・・
例えその考えが少数派であっても、その自信がすごい魅力を出していて・・・
そこに、子供たちは信頼を寄せているのだろうか?
もちろん、子育てにおいてスムーズにいくことばかりではなく、いろいろとあるのだろうけれど、それにしても大きくなった息子さんとも親子関係がすごい良好なんですよね。
自分を信じる力・・・
これが、キーワードになっているのではないかな?と思いました。
多数派の意見が正しいとされがちなこの世の中・・・↓
そんな中、少数派の考えを持った場合は生きずらくなってしまうわけです。
今回の私のように【一人自転車】が悩みの種になってしまう。
でも、ここで自分に自信を持つことができたら?
国によっても、ここまで意図も簡単に「当たり前」や「常識」が覆される現実・・・
だから、この『自分を信じる力』がとっても大切になってくるのだと思います。
ただ、ここで誤解をしてほしくないのは、「周りの意見を聞かなくてもいい」ということを言っているのではない、ということ。
数えきれない程のたくさんの人たちが暮らす世の中、やはり調和も必要です。
過去記事にも書かせていただきましたが、「社会のルールを守り、他人に迷惑をかけたり、傷つけてはいけない」という最低限のマナーは身に付けなければいけません。↓
これだけ多くの人たちが集団生活をする世の中、もちろん個性やそれぞれの考えも尊重するべきではあるけれど、まずは周りに迷惑をかけない、他人を傷つけない、相手を思いやる、社会のルールは守る、ということなどに必要な大切な知識や行動を身に付ける必要があると思います。
そのため、個人の自由はそんな最低限で当たり前のことを土台とした上に成り立つものであると感じています。
※過去記事「教育虐待について考える その③~教育の根源、そして虐待との境目とは?~ - 子供の幸せを願って」より引用
そんな土台の上にある『自分を信じる力』はとても素敵だな・・・と感じています。
周りの意見を聞きながら自分の考えをしっかりと確立していくことによって、自分に自信を持ち、自分を信じることができれば、多数派であっても少数派であっても、そのママさんのように輝く人生を送れるのではないかな?と思いました。